【課題は?】ASEAN・南西アジアのビジネス環境

【課題は?】ASEAN・南西アジアのビジネス環境

こんにちは。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

前回、ASEAN、南西アジアのビジネス上のメリットについて紹介しました。

 

 

一方で、ASEANや南西アジアではビジネス上の課題やリスクも多いです。

本日は、これら課題やリスクについて簡潔に紹介したいと思います。

ぜひご覧ください。

 

【課題は?】ASEAN・南西アジアのビジネス環境

①人件費の高騰

・各国の進出日系企業の間で共通し、最も課題として挙げられる割合が高い

・インドネシアでは8割を超える企業が課題と認識

・シンガポール、タイは失業率が低く賃金上昇圧力が高まっている

・カンボジアでは2014年2月に最低賃金が80ドルから100ドルに引き上げられている

・ラオス、フィリピン、パキスタンでは比較的、賃金上昇圧力に対する懸念が少ない

 

②ハード面、ソフト面でのインフラ未整備

『行政手続きの煩雑さ』

『現地政府の不透明な政策運営』

『税制・税務手続きの煩雑さ』

『法制度の未整備・不透明な運用』

『知的財産権保護の欠如』

・上記は、政府や行政の運営・裁量に大きく依存する項目である

・経済発展度合の低い国で、これらの問題は顕著

・一方で、これら課題は各国政府の努力や日本を含む諸外国の協力により急速に改善する可能性もあり

・ミャンマーはこれらの課題が顕著

・インド、バングラデシュ、インドネシア、ベトナムでは、『法制度はあっても正しく運用されていない』などが共通

・ミャンマー、バングラデシュ、、インド、カンボジアでは電力不足が顕著

 

③不透明な制度運用・手続き

・法制度が未整備の国々では、行政手続きの中で、不透明な金銭的要求が常態化している場合がある

・法令順守の観点から当該国の関連法規に抵触しないように注意が必要

 

④税制・税務手続きの煩雑さ

・突然の追徴課税などは経営に影響するため、適切に把握する必要がある

・この項目はミャンマーで顕著

・ベトナム、インドネシアなどでは厳しい税務調査、関税に関わる事後調査を受け、追徴課税を受ける問題がある

・ベトナムでは5年前まで遡って追徴されるケースもある

・法人税や付加価値税などの還付がされない、遅延することに関連する問題もあり

 

⑤労働力不足・人材採用難

・人件費高騰は各国共通の課題だが、これは国ごとの差が大きい

・ラオス、カンボジアでこの課題は顕著。なぜなら、ラオスは人口が677万人、カンボジアは1541万人と絶対数が少ない

・タイは失業率が0.7%と低く、労働力不足が顕著

・人口の多い、パキスタン、フィリピン、インドネシア、ベトナム、バングラデシュ、インドでは労働力不足を課題と捉えている企業は少ない

 

⑥労働力の質

・文字の読み書きができるかどうかの識字率の問題がある

・パキスタン、バングラデシュ、インド、ラオス、カンボジアでは識字率が低い

・その他の国では9割以上の識字率がある

・国の文化により、生産性が向上しない場合がある(適当でいいやという文化)

・管理職や技術者の採用はどこも困難

・離職率が高い

・離職防止のため、給与の引き上げ、福利厚生、社員旅行やスポーツ大会などを実施している

 

⑦不安定な為替

・為替やインフレなどは、自社でコントロールできないカントリーリスク

・よって、常にその動向に注視する必要がある

 

⑧不安定な政治・社会情勢

・為替と同様なカントリーリスク

・政治、社会情勢は現在だけでなく、中長期的にも安定性が確保されるか注視する必要がある

 

⑨セキュリティリスク

・『治安』に関しては、直接的に駐在員や出張者の安全に絡む問題のため注意が必要

・治安(テロ・誘拐・盗難など)以外にも、鳥インフルエンザなどの感染症のリスクや医療事情にも注意が必要

・今後は情報セキュリティにも注意が必要(現状はそこまで意識されていない国が多い)

 

⑩労働争議・訴訟

・労働者の権利意識の高まりにより、インドネシアなどではこの動きが顕著

・インドでも大規模なストライキあり

・常日頃から、労働組合や従業員と良好な労使関係を構築しておく必要がある

 

⑪従業員による不正

・各国でありうる

・経理担当者の着服、資材・備品の盗難、飲酒、賭博、機密情報漏洩など

・経営陣側の努力である程度、回避は可能

・問題が発生するたびに就業規則を変更したり、管理体制を強化

・適切な内部管理体制の構築が重要

 

⑫人権侵害

・意図的か意図的でないかを問わず、新興国では人権侵害をしてしまうリスクが高い

・企業自身が気づかないうちに人権侵害を行い、契約打ち切りなどのビジネス上のリスクを抱える危険がある

・労働法規、環境規制、安全基準など

 

いかがでしたでしょうか?

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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