アスファルト混合物の種類について

土木工学

 

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事では、アスファルト混合物の種類について説明します。

 

アスファルト混合物の種類について

混合物の種類

アスファルト混合物は、粒度により

・粗粒度

・密粒度

・細粒度

・開粒度

に分けられ、下記に示すものが標準となっている。

 

アスファルト混合物の種類

一般地域 積雪寒冷地域
基層 ①粗粒度アスファルト混合物(20)
表層 ②密粒度アスファルト混合物(20、13)

③細粒度アスファルト混合物(13)

④密粒度ギャップアスファルト混合物(13)

⑨開粒度アスファルト混合物(13)

⑤密粒度アスファルト混合物(20F、13F)

⑥細粒度アスファルト混合物(13F)

⑦細粒度アスファルト混合物(13F)

⑧密粒度ギャップアスファルト混合物(13F)

⑩ポーラスアスファルト混合物

()内の数字は最大粒径、Fはフィラーを多く使用していることを表す。

 

※積雪寒冷地域

タイヤチェーン等による摩耗が問題になる地域

 

※ギャップアスファルト混合物

一般のアスファルト混合物に比べて粒度が不連続なもの

 

アスファルト混合物の選定上の留意点

混合物の選定にあたっては、地域条件、気象条件、交通条件、材料条件、一層の仕上がり厚さ、施工法などを考慮し、適切なものを選定する。

 

① 基層には、通常、粗粒度アスファルト混合物を用いる。

② 積雪寒冷地域表層には、通常、耐摩耗性に優れるF付の混合物を用いるが、F付の混合物は、細粒分が多いため耐流動性に劣る傾向がある。

③ 大型車交通が多い箇所の表層には、耐流動性に優れた混合物を選定する。また、交通量の少ない箇所では、たわみ性や耐水性に富み、ひび割れの起こりにくい混合物を選定する。

④ 骨材の最大粒径が13㎜のものと20㎜のものを比較した場合、13mのものは耐水性、ひび割れ抵抗性に優れ、20㎜のものは耐流動性、耐摩耗性、すべり抵抗性などの品質に優れている。

 

骨材の最大粒径の違いによる品質比較

13mm 20mm
優れた品質 ・耐水性

・ひび割れ抵抗性

・耐流動性

・耐摩耗性

・すべり抵抗性

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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