【アスファルト補修工法】打換え工法について

土木工学

 

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事では、アスファルト補修工法の打換え工法について紹介する。

 

アスファルトの補修工法

アスファルト舗装の補修工法には、構造的対策を目的としたものと、機能的対策を目的としたものがある。

構造的対策は、主として全層におよぶ補修工法であり、機能的対策は主として表層の補修工法である。

なお、機能的対策の中には、予防的維持あるいは応急的に行う補修工法も含まれる。

 

打換え工法について

打換え工法は、既設舗装の路盤もしくは路盤の一部までを打換える工法である。

 

施工上の留意点

① 既設舗装の撤去に先立ち、施工箇所の周囲をコンクリートカッターで切断するなどして縁切りしておくことにより、予想される周囲への影響を防ぐことができる。

 

② 切削作業の場合には、できれば地下埋設物占有者の立会いを求めて、あらかじめ試験掘りを行うなどして深さや位置を確認するとよい。

 

③ 2層以上を施工する場合、既設舗装の撤去は上層をより広く撤去することで、締固めを行いやすく、施工継目の重複を避けることができる。

 

④ ある程度、大きな規模で既設表層、基層または瀝青安定処理路盤を撤去する場合には、路面切削機械を利用するとよい。

 

⑤ 路床は、できるだけ平らに掘削するように慎重に施工し、転石などでやむなく深堀りした場合には、路盤材料で埋め戻す。

 

⑥ 舗設に際しては、下層の不陸を修正する。特に下層が粒状路盤や路床の場合には、ゆるんだ箇所を十分に締固めた後に、舗装新設の手順に従い各層ごとに仕上げる。

 

⑦ 舗設に際しては、縁端部の入念な締固めと、加熱アスファルト混合物の継目に十分なタックコートなどを施すことにより、供用後の沈下や雨水の浸透を防止することができる。

 

⑧ 1日のうちに2層以上、加熱アスファルト混合物を舗設する場合や、シックリフト工法により舗設後すぐに交通開放する場合には、交通開放後の早期のわだち掘れの発生を防止するため舗装を冷却することが望ましい。

 

⑨ 初期わだち掘れの抑制や、規制時間の短縮を図るため、必要に応じて中温化技術を利用することもある。

※中温化技術:加熱アスファルト混合物を通常よりも約30度低下させて製造・施工する技術

 

⑩ 表層を施工する際は、平たん性を確保するため、ある程度の面積をまとめてから昼間施工で行う。

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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