【国別の投資環境まとめ】パキスタンについて

【国別の投資環境まとめ】パキスタンについて

こんにちは。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

ASEANや南西アジアはビジネス展開を考えるうえで、その『市場規模や成長性』において魅力的です。

一方で、課題やリスクもあるということを紹介しました。

現在、もう少し落とし込んで検討していくために、国別に見ています。

本日で最後で、最後の国は『パキスタン』です。

ぜひご覧ください。

 

【国別の投資環境まとめ】パキスタンについて

パキスタンについては、日系企業からは治安に関する不安が多く聞かれ、関心はあっても進出判断が下せない企業が多いようです。

ビジネス上の課題も、財政赤字や外貨準備高の減少、現地通貨の下落などのマクロ経済環境の改善や、電力不足の解消、治安改善など様々な問題があります。

しかし、パキスタンのポテンシャルを掴もうと事業を開始し始める企業も現れているようです。

 

ビジネスチャンス(メリット)

まとめ

・最大の魅力は世界6位となる人口2億人の人口

・人口構成も若年層が厚く年齢の中央値は21歳前後と若い

・巨大な人口規模からくる、豊富な労働力や消費市場が魅力

・失業率が約6.7%と高く、従業員の採用が容易で離職率も低い

・英語人材が豊富

・労働者の質が良い

・サービス業を含め、すべてのビジネス分野で原則外資100%の出資が認められている

 

ビジネス上の課題

①カントリーリスク

政治

・民主主義の定着が鍵

・隣国との対立状況に注意が必要

社会

・支持政党や宗教派閥からの対立が頻発する

・紛争の理由が複雑化している

経済

・産業政策の一貫性がない場合がある(自動車産業関連など)

 

②オペレーショナルリスク

生産・販売

・電力不足の解消が課題

・港湾施設の利用は粗雑さが見受けられるが、おおむね問題ないという意見がある

・陸上物流に関しては、電力事情など他のインフラ整備状況と比較して不満が少ない

・未成熟な国内産業のため、現地での部品調達率が低い

・代金回収が困難な場合があるため、現金前払い制を採用している企業がある

・模倣品の取り締まりが緩く、現地製品との競合も厳しい

雇用・労働・人権

・労働力の確保は容易だが、優秀な人材の離職率が高い

・優秀な人材の離職を防ぐため、福利厚生の充実や従業員との対話などの対策が必要

・労働争議などは少ない

税務・通関

・税務全般、手続きが煩雑であり、税率が高い

・税務調査で理不尽な追徴課税を課せられるケースがある

・日本にも拠点があるか提携している税理士事務所に業務委託することが望ましい

・通関に関しては問題は顕著でない

法務・規制

・法改正がある場合、導入期間がなく早いと翌日施行など、混乱が生じる場合がある

・撤退する場合は余裕をもった計画が必要

 

③セキュリティリスク

・治安のイメージが悪いが、全くビジネスが出来ない状態ではない

・一般犯罪への十分な注意が必要

 

いかがでしたでしょうか?

約2億人の人口を誇る巨大市場は魅力的な一方で、パキスタンに対するネガティブなイメージは根強い。

メディアによる報道などに惑わされることなく、十分な調査を実施することと、リスク回避策を検討しておくことが求められます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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