コンクリート構造物の崩壊原因①

土木工学

 

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事では、コンクリート構造物の崩壊原因について説明します。

 

コンクリート構造物の崩壊原因

コンクリート構造物の重大な予兆や変状を見過ごしてしまうことにより、構造物の機能や耐久性に影響が生じた後に対策を施す事後処理では、対策コストが増大する。

また、最悪の場合、構造物の崩壊にまで達することがある。

 

コンクリート構造物の崩壊原因はいくつかに分類される。

① 構造物の既存不適格が原因となったもの

② 点検・診断の不十分が原因となったもの

③ 潜在的弱点を有したことが原因となったもの

④ 不適切な補修・補強が原因と推定されるもの

通常は、原因が1つに絞られるわけではなく複数の原因が組み合わさった場合が多い。

 

① 構造物の既存不適格が原因となるものについて

・設計外力など旧設計基準が適用されたままになっていたことが原因で崩壊してしまう事例がある

・耐震設計基準は過去の地震被害を教訓に改定されてきている

・1981年に新耐震設計法が導入

・2000年に限界耐力計算法が導入

・旧基準で設計された建築物は地震による被害が多く確認されている

・旧基準で設計された建築物は現行基準に適合するように耐震改修を行う必要がある

・道路橋では、道路橋示方書耐震設計編が1980年に制定され、新たな知見を盛り込み1990年に改訂

・旧基準が適用された構造物においても、現行基準に適合する補修補強を行うことで、地震時における被害が軽減されたケースが確認されている

・設計基準の改訂に至った理由を理解することで、構造物診断するポイントが明確になる

・既存不適格となっている構造物の改修には莫大な費用が必要なため、限られた予算の中で優先順位をつけた計画的な対策が必要となっている

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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