【空飛ぶ車】早くて安く、空を飛んで移動する時代

時事通信

 

空飛ぶ車と聞いて、どんなイメージを抱くでしょうか?

少し前までは、随分未来の話かSFの世界の話だと思っていましたが、機体自体は実はすでに実現しています。

更なる性能向上や、インフラや法規制などの整備などの課題は残るものの2020年代には空飛ぶ車が普通に社会の中に溶け込んでいる状態になりそうです。

本日は、そんな空飛ぶ車について紹介したいと思います。

ぜひご覧ください。

 

【空飛ぶ車】早くて安く、空を飛んで移動する時代

空飛ぶ車とは

空飛ぶ車には、まだ明確な定義はないようですが、一般的には下記のようなイメージです。

自動車やタクシー、バスなどのように、誰もが日常の移動のために利用できる手軽な新しい空のモビリティー(移動手段、乗り物)を指す。

主に、都市内、あるいは都市間の移動を想定したもの。

 

空飛ぶ車の種類

一口に空飛ぶ車と言っても、様々な形態があります。

現在のところ、2つの形態に集約できるようです。

空と陸の併用タイプ

1つは、自動車のように地上も走行できるタイプ。

ドライブモードで自動車として地上を移動し、フライトモードで固定翼や回転翼を備えた航空機に変形して飛行するものです。

(米国TerrafugiaのTransition)

 

このタイプの空飛ぶ車は、以下のような利用シーンが想定されています。

①走行モードで道路を移動して空港まで向かう

②空港で飛行モードに変形して空中で移動する

③目的地付近の空港に着陸した後、再び走行モードに変形して、地上を移動し目的地に向かう

この方法であれば、従来の移動に比べて搭乗手続きや荷物の預け入れ、引き取りなどの乗り換えで生じる手間を削減することが可能です。

 

垂直に離着陸できる小型航空機(eVTOL)

もう一つは、ヘリコプターのように垂直に離着陸できる小型航空機です。

ヘリコプターと区別するために、VTOL(ブイトール)機と呼ばれています。

VTOLとは、Vertical Take Off and Landingの略です。

こっちのタイプが、私たちがイメージする空飛ぶ車に近いと思います。

上記の地上走行可能なタイプの場合個人が所有・利用することを想定するおのが多い一方で、VTOL機の場合は「空のライドシェア」や「スカイタクシー」というようなモビリティーサービスでの利用を前提にしている企業が多いようです。

 

(米国Bell HelicopterのBell Nexus)

 

モビリティーサービス向けでは、VTOL機の中でも電動推進系を用いるeVTOL(electric Vertical Take Off and Landing)が前提になっています。

eVTOLの特徴

・ローターをモーターで回転させて飛行するタイプ

・ジェットエンジンといった内燃機関を用いる従来型の小型機やヘリコプターと比較して、燃費が向上

・メンテナンスの負荷が軽減される

・運用コストが大幅に削減可能

・AI技術による飛行の自動化が予測されている

・飛行の自動化が可能になれば、パイロットが不要になり人件費や操縦士の育成費用が削減可能

・内燃機関と比較してモーターは静か

・垂直離発着が可能なため、省スペースで発着可能(都市部でも離発着可能)

・空を飛ぶので、渋滞問題とは無縁になる

 

よって、「電動」「自動」「垂直離発着」の3つを備えたeVTOL機によって、誰もが気軽に空を移動できるようになります。

こうした期待から

【空飛ぶ車】=eVTOL

と定義する動きが強いです。

 

 

いかがでしたでしょうか?

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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