【舗装計画】信頼性について

土木工学

 

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

舗装計画の段階から、舗装の設計に信頼性の考え方を導入することを検討しておくとよい。

設計への信頼性の導入により、設計の自由度が確保され、コストの低減や合理的な舗装計画につながる。

本記事では、舗装計画での信頼性について説明する。

 

【舗装計画】信頼性

 

信頼性の適用の考え方

① 舗装が設定された設計期間を通じて破壊しない確からしさを設計された舗装の信頼性といい、その場合の破壊しない確率を信頼度という。

なお、ここでいう破壊とは、舗装の性能指標の値が設計で設定された値を下回ることを意味する。

 

② また、信頼性の考え方は、路面設計や構造設計に適用でき、設計に用いる値(疲労破壊輪数、舗装計画交通量、地盤の強度など)や将来予測に伴うリスクを勘案しながら設計する方法として、信頼性設計がある。

 

 

信頼度と交通量換算

AASHTOの道路舗装に関する技術基準における信頼度と交通量の関係を以下に示す。

これによれば、信頼度が50%の場合の交通量を2倍して設計することで信頼度を75%に上げる事ができ、交通量を4倍して設計することで信頼度を90%に上げることができる。

 

【信頼度と交通量換算】

信頼度 交通量換算
90% 舗装が設計期間を通して、設計で設定された性能指標の値を上回るものが全体の90% 4倍
75% 舗装が設計期間を通して、設計で設定された性能指標の値を上回るものが全体の75% 2倍
50% 舗装が設計期間を通して、設計で設定された性能指標の値を上回るものが全体の50% 1倍

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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