コンクリート構造物の維持管理要求性能

土木工学

 

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事では、コンクリート構造物の維持管理要求性能について説明します。

 

コンクリート構造物は適切な施工、維持管理により長期間(数十年)の寿命を得ることが可能である。

一方で、コンクリート構造物の高齢化の割合が大きくなってきており、維持管理費用の増大が社会的な課題として捉えられてることも認識しておくべきである。

コンクリート構造物の状態を良好に維持すること、安全性や使用性などの要求性能を満たしていくために、コンクリート構造物の状況を適確に把握・分析し、適切な維持管理・対策を実施していくことが求められる。

 

維持管理の要求性能

維持管理は、「土コ示(維管)」において

構造物の供用期間内において、構造物の性能を所要の水準以上に保持するための行為

と定義されている。

 

維持管理で対象とする基本的な性能は下記の通りである。

 

① 安全性

構造物が使用者や周辺の人の生命や財産を脅かさないための性能

 

② 使用性

構造物の使用者や周辺の人が、快適に構造物を使用するための性能(走行性や歩行性等)

構造物に要求される水密性・透水性などの物質遮蔽性や透過性などの諸機能に対する性能

 

③ 復旧性

構造物の低下した性能を回復させ、継続的な使用を可能にする性能

 

④ 第三者影響度

構造物から剥落したコンクリート片などが器物および人に与える影響などへの影響度合い

 

⑤ 美観

構造物表面に生じる変状や汚れなどが周囲に不安感や不快感を与えず、構造物の使用を妨げないようにするための性能

 

⑥ 耐久性

構造物中の材料の劣化により生じる性能の経時的な低下に対して構造物が有する抵抗性

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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