樹脂系結合素材について

土木工学

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事では、舗装用材料の樹脂系結合材料について説明します。

ぜひ参考にしてください。

 

樹脂系結合素材について

樹脂系結合材料には

熱可塑性の性質を持った、石油樹脂系結合材料

化学反応によって硬化する、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂

などがあります。

 

①石油樹脂系結合材料

石油樹脂系結合材料は、主に加熱混合物型の明色舗装や着色舗装などのバインダーとして使用される。

・主成分を石油ナフサの熱分解副産物から重合して合成された石油樹脂として、石油系の重質油類を混合したもの

・合成ゴムなどの高分子材料類を混合したもの

 

②エポキシ樹脂

エポキシ樹脂は、2液型として使用するのが一般的。

【特徴】

・付着性、強度、たわみ性に優れる

・耐水性、耐油性、耐摩耗性に優れ、着色が可能

【用途】

・硬質骨材による、すべり止め用の散布式表面処理工法の接着剤

・橋面舗装や歩道舗装の混合物用結合材料

・加熱型混合物の結合材料

 

③アクリル樹脂

アクリル樹脂は、軟質アクリルポリマーをモノマーに溶解させた液状樹脂であり、触媒添加により重合を開始することで硬化する触媒硬化型合成樹脂である。

硬化が早いため、短時間・冬期の施工に適している。

施工時の路面温度は40℃以下が望ましい。

 

④ウレタン樹脂

ウレタン樹脂は、硬化後に優れた弾性を持ち、着色が可能なため弾力性が要求される歩道やテニスコートなどの運動施設の舗装のバインダーとして用いられる。

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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