サンドイッチ舗装について

土木工学

 

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事では、サンドイッチ舗装について説明します。

 

サンドイッチ舗装について

特徴

軟弱な路床上に遮断層として砂層を設け、その上に粒状路盤、セメント安定処理または貧配合コンクリートによる層を設ける舗装である。

路床のCBRが3未満のような軟弱な路床で、置換え工法や安定処理工法の適用が難しい場合に用いられる。

 

構造

舗装構成は、経験により確認されている場合はその断面を参考にし、そのような事例がない場合は、理論的設計方法試験舗装を行い決定する。

サンドイッチ舗装は、サンドイッチのように多層とするため、多層弾性理論に基づいて設計し、試験舗装で断面を決定して施工する。

 

【サンドイッチ舗装の構造例】

(出典:Fe石灰技術研究所)

 

施工方法

施工方法は、舗装構造により異なるが、上図に示す一般的な断面の場合は以下の通り。

なお、サンドイッチ舗装の施工は、軟弱路床上での施工となるため、特に下層部の施工の際には路床を乱さないように留意する。

 

① 原地盤(軟弱路床)の上に遮断層を設ける。遮断層は、軽いブルドーザーなどで敷きならし、小型のソイルコンパクタや軽いローラなどで締固め、表面を平たんに仕上げる。

 

② 遮断層の上に粒状材料(クラッシャラン)を厚さ15~30㎝敷きならし、締固める。

 

③ 粒状材料の上に、セメント安定処理材または貧配合コンクリートを厚さ10~20㎝に敷きならし、十分に締固める。

 

④ セメント安定処理材または貧配合コンクリートの上に、粒度調整砕石および加熱アスファルト混合物を施工する。

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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