加熱アスファルト混合物の貯蔵について

土木工学

 

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事では、加熱アスファルト混合物の貯蔵について説明します。

 

加熱アスファルト混合物の貯蔵について

製造されたアスファルト混合物を加熱貯蔵する場合には、一時貯蔵ビンまたは加熱貯蔵サイロを用いる。

 

一時貯蔵ビン(サージビン)

混合物運搬車の待機時間の節減、混合所の連続稼働を目的とした混合物の保温貯蔵設備で、12時間程度以下の貯蔵に用いるビンである。

 

① 温度低下の特に生じやすいビンの排出口付近は、特別な保温対策を施したものが多い。

 

② 混合物の温度は、混合直後の温度より10℃以上低下しないうちに、搬出することが望ましい。

 

加熱貯蔵サイロ(ホットストレージサイロ)

混合物の酸化による劣化防止対策を施し、12時間以上の貯蔵を目的としたサイロである。

 

① 混合物の酸化による劣化防止対策には、不活性ガスや過熱水蒸気をサイロに封入する方法が採用されている。不活性ガスや過熱水蒸気は、サイロ内の酸素濃度を下げる目的で封入する。

 

② 混合物の温度低下や酸化による劣化が生じやすいサイロの排出口付近は、2重ゲートにしたものが多い。

 

③ 3日を越えて混合物を貯蔵する場合は、定期的に回収アスファルトの針入度を測定し、劣化の程度を確認しておく。

 

④ サイロ内の混合物が少ないと劣化が進む傾向にあるため、長時間貯蔵する場合は、できるだけ多くサイロ内に混合物を満たしておくことが望ましい。

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

お仕事のご依頼はこちらからお気軽にお問合せください。

電話番号: 087-874-6843

FAX:   087-874-6845

お問合せフォームはこちら

 

↓弊社業務の施工事例です。

 

↓弊社HP