こんにちわ。
香川県高松市の㈲生道道路建設です。
本記事では、タイヤの騒音について説明します。
タイヤの騒音について
タイヤの騒音自体は、舗装の破壊現象とは言えないが、騒音を大きく発生する舗装は修繕の対象となる。
騒音の発生
タイヤ騒音には、おもに2つの発生源がある。
ひとつは、タイヤの接地面にほぼ等しい波長50~100mmの凹凸上を走るタイヤの振動によるものである。
これは1000Hz以下の低周波数の騒音で、その騒音レベルは、メガテクスチャーの振幅の増加で上がる。
マクロな肌理が粗くなる場合も騒音は上がるが、吸音性のある高空隙量アスコンの場合は例外である。
マクロな肌理は、高速走行時のBFC変化率に関係しており、変化率が同じなら舗装工種にかかわらず騒音レベルは同じである。
2つめの発生源は、タイヤトレッドに関するもので、主にトレッドパターンの窪み、空洞内の空気移動とトレッドブロックの接線方向の振動によるものである。
エアポンピング音は、タイヤが前方に転がるとき空洞内の空気が圧縮されて側方へ逃げ出し、次にトレッドブロックが持ち上げられるとそこに真空が生じ、空気が吸引されて発生する。
エアポンピング音は、トレッドパターンの窪みの範囲で接地面が平滑な場合に大きくなり、粗い接地面では、逃げ口があって空気が横方向に排出し、タイヤトレッド境界での空気圧の変動が抑制されて低くなる。
騒音の吸収
空隙の大きいポーラスな路面は、発生騒音の一部を吸収するだけでなく、その一部の伝播を遅らせ、遅れた音の位相の違いは、反射音や直接音の一部を打ち消す。
車のあらゆる発生音は、車と路面の間の空間で繰り返し反射・吸収され、車と受音者間の路面でも吸収される。
ポーラスな表面は、とくに1~3kHzの騒音を顕著に減らしており、この周波数には人の耳が最も敏感に反応する。
交通の作用と汚染物質による空隙のつぶれや目詰まりは、騒音の吸収を妨げる。
以上です。
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