
こんにちは。
香川県高松市の㈲生道道路建設です。
一般的に車道と歩道の境界にはL型街渠が設置されていて、雨水などを集水桝まで運ぶ役割を担っています。
一方で、導水ブロックというコンクリート二次製品があり、これはL型街渠の代替となるものです。
本日は、この導水ブロックの施工方法について紹介したいと思います。
ぜひご覧ください。
導水ブロックの特徴
導水ブロックの説明として、株式会社イトーヨーギョーさんのページが非常に分かりやすかったので紹介させていただきます。
導水ブロックの主な特徴が下記となります。
①道路の有効幅員が増加
L型街渠の路肩部分は『エプロン』と呼ばれ、コンクリートで構成されています。
導水ブロックを導入することで、このエプロン部分が無くなり幅員が増加します。
↓図(出典元:株式会社イトーヨーギョー)
②路肩走行の安全性向上
エプロン部分と車道部分の勾配は違うため、自転車などが走行する際はこの違いにより危険性が増加します。
エプロン部分が無くなることで、車道部分の勾配のみになり一定となることで安全性が向上します。
また、幅員が増加することで自転車などが歩道側に寄って走行できることで車両との距離が大きくなり、より安全に走行が可能です。
↓図(出典元:株式会社イトーヨーギョー)
③施工性の向上
土木工事中は騒音や交通規制など、地域の皆様にご迷惑をおかけすることになります。
導水ブロックは、L型街渠の施工よりも施工手順が少ないため工期短縮が可能です。
また工事の影響範囲も小さいため道路交通への影響も小さくて済みます。
↓図(出典元:株式会社イトーヨーギョー)
工期短縮
影響範囲小
導水ブロックの施工方法
①床堀り

導水ブロックを設置するために、必要な深さ・幅まで掘り進めます。
②床掘りの出来形確認

決められた幅、深さを確保できているか測点毎に測定し記録します。
③ベースコンクリートの打設

導水ブロックの下部に、ベースとなるコンクリートを打設していきます。
④ベースコンクリートの出来形確認

ベースコンクリートの必要な幅、厚みが確保できているか測点毎に測定し記録します。
⑤敷モルタルの敷設

敷モルタルをレベルに敷き均し、かつ必要な厚みを確保させます。
⑥導水ブロックの設置

専用の吊り具を用いて、導水ブロックを設置していきます。
バールや木づちを用いて導水ブロックの高さや位置を調整していきます。
⑦完成

完成です。
歩道のぎりぎりまで車道のアスファルト部分が来ていることが分かります。
いかがでしたでしょうか?
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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