【土工用機械】締固め機械について

土木工学

こんにちは。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

 昨日は土工用機械の【掘削・積込み機械】について紹介しました。

 

 

本日は土工用機械の【締固め機械】について紹介したいと思います。

ぜひご覧ください。

 

【土工用機械】締固め機械について

締固め機械は機種によって締固め機能が多様で、同一機種の場合でも規格や性能によって締固め効果が異なります。

よって、それらを十分理解して機械を選定し、効果的な締固め作業を行うことが重要です。

※ローラーの規格の一般的な表し方

ローラーの大きさは一般に重量で表されます。

例えば、10t~12tローラとは自重が10tで、水などのバラストを積むと12tになるローラの事を言います。

 

締固め機械の種類

①ロードローラー

ロードローラーは表面が平滑な鉄輪によって締固めを行うもので、鉄輪の配置によってマカダム型とタンデム型に区分されます。

また、ロードローラーは路盤やアスファルト舗装などに使用され平滑な仕上がり面を得ることが出来ます。

 

①-1:マカダムローラー

特徴

・鉄輪を自動三輪のように配置したもので、案内輪(1輪側)と駆動輪(2輪側)からなる2軸3輪型の鉄輪ローラ

・案内輪(1輪側)と駆動輪(2輪側)では、駆動輪の線圧の方がはるかに大きい

・砕石の締固めやアスファルト混合物の初期転圧に適している

 

①-2:タンデムローラ

特徴

・前後の車輪を一列に配置したもの

・案内輪1輪と駆動輪1輪からなる2軸2輪のものと、案内輪2輪と駆動輪1輪からなる3軸3輪のものがある

・一般に、マカダムローラと比較して仕上げ面の平たん性が優れるため、アスファルト舗装の仕上げなどに多く用いられる

 

②タイヤローラー

特徴

・タイヤローラーは空気入りゴムタイヤの特性を利用して、土、路盤、アスファルト混合物などの締固めを行う機械である

・タイヤの接地圧はバラスト(載荷重)およびタイヤの空気圧を変化させることで調整が可能

・一般に砕石などの締固めには接地圧を高くし、粘性土などの締固めの場合には接地圧を低くして使用する

・タイヤローラは、機動性に富み、比較的多くの土質に適用できるため、締固め機械として多く利用される

 

③振動ローラー

特徴

・振動ローラーは、車輪内に取り付けた起振機などによって振動を与え、せん断抵抗を小さくし、締固めをより効果的に行おうとする機械である

・振動ローラーは、深さ方向への締固め効果が他のローラと比較して良好であるため、まき出し厚さを大きくすることができる

・振動ローラーは一般に、砂、砂質土、粘性に乏しい砂利などの締固めに有効である

・岩や礫の締固めには、重い機械で高振動数のものが良い

・振動数、振幅、転圧速度を変える事により、材料の性状に応じた締固めが可能

 

④タンピングローラ

特徴

・タンピングローラとは、ローラの表面に突起を付けたもの

・突起の先端に荷重が集中することにより、粘性土および土塊、岩塊などの破砕や締固めに効果がある

⑤その他の締固め機械

・振動コンパクタ(プレート)

平板の上に直接起振機を取付け、その振動により、人力で締固めを行うもの。

狭い場所での作業で用いられ、砂質土に適している。

 

・ランマ―

動的な衝撃荷重によって締固めを行う機械である。

重量が50~100kgで適合土質範囲が広く、他の締固め機械では施工困難な、ぐり石などの締固めや狭い場所でも使用可能である。

 

・タンパ

壁際や、狭い箇所などを転圧する際に人力で使用する道具である。

 

 

いかがでしたでしょうか?

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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