こんにちわ。
香川県高松市の㈲生道道路建設です。
本記事では、弊社のアスファルト舗装の施工事例について紹介します。
【アスファルト舗装】超細道のアスファルト舗装（香川県高松市）
施工前
施工前の状況です。
施工前は、土砂で敷きならされています。
人が歩いたり自転車が通れるくらいの幅しかなく、車両や重機が通れないため人力での施工になります。
人力の場合、作業が非常に大変なため施工金額は高く（ｍ２単価）なります。
【土工】
既存路盤の現状高さを計測
初めに、現状路盤の高さを測定し、何ｃｍ掘削するかを把握します。
また、掘削・搬出する土砂量を把握するためでもあります。
本現場では、路盤厚さが５ｃｍ、アスファルト表層の厚さが３ｃｍのため、設計高さから８ｃｍ路盤を掘削する必要があります。
一般的な車道とは違い、重量の大きい車両などが通行しないため、路盤や表層の厚さは車道部と比較すると小さくなります。
既存路盤の土砂を掘削・搬出
現状の路盤を人力で掘削し、搬出します。
既存の土砂の状態が悪いと、所定の支持力を得る事ができず道路の耐用年数に悪影響を及ぼします。
そのため、状態の悪い既設路盤の土砂と良質土とを入れ替えます（置き換え工法）。
土砂掘削後の路床の転圧
路盤の土砂を掘削・処理した後は路床の状態となります。
路床の上に路盤材を敷設していくため、路盤材が均一に敷きならせるよう路床の凸凹を直したあと、転圧を行い締固めます。
路床の出来形管理
設計により各層の厚さは決まっています。
完成後のアスファルト舗装面から路床までの深さが設計通りか測点毎に測り記録していきます。
本現場では、アスファルト舗装路面から路床までの深さは８cmです。
舗装工
路盤材の搬入
路盤材を人力にて搬入します。
所定の仕上がり厚さ、締固め度、形状が得られるように、路盤材料を均一に敷き均し、適切な転圧機械を用いて締固めを行い、平たんに仕上げます。
路盤材に使用される材料の品質規格は設計にて定められています。
路盤の不陸整正
人力にて、路盤の敷き均しを行います。
路盤の転圧
振動ローラーなどを用いて、路盤を十分に締固めます。
路盤の出来形確認
設計で路盤の厚みが決まっているため、測点毎に高さ・厚みを測り管理します。
本現場の路盤の厚みは５㎝で、アスファルト舗装面から路盤までの高さは３㎝です。
測点毎に、アスファルト舗装面から３ｃｍ下がっているか、路盤の厚みが５ｃｍあるか確認します。
プライムコート（乳剤散布）および養生砂の散布
路盤を施工後、写真のようにすみやかに瀝青材料（乳剤）を所定量均一に散布します。
路盤の上に乳剤を散布することで下記の効果があります。
・路盤とアスファルト混合物とのなじみを良くする
・路盤表面部に浸透し、その部分を安定させる
・降雨による路盤の洗堀または表面水の浸透などを防止する
・路盤からの水分の蒸発を遮断する
プライムコートには通常アスファルト乳剤（PK3）を用います。
散布量にも規定があり、一般に1～2リットル/m2が標準です。
乳剤散布後、散布したアスファルト乳剤が施工機械などに付着したり、路盤から剥がれることを防止するために必要最小限の砂を散布します。
表層の敷設・転圧
アスファルト混合物の敷き均しの際は、アスファルト混合物が冷えないうちに舗設することが重要です。
よって、アスファルト混合物が現場に到着したら直ちに均一に敷き均していきます。
敷き均しには、通常アスファルトフィニッシャーを用いますが
本施工現場のように、狭い箇所ではアスファルトフィニッシャーを導入できないため、人力にて敷きならします。
敷き均し時のアスファルト混合物の温度は一般に110度を下回らないようにします。施工途中には、この温度管理も適宜行っていきます。
アスファルト混合物の敷き均し後は、直ちに転圧を行い十分に締固めます。
表層の出来形管理
表層の厚みは設計で定められています。よって、測点毎に管理し記録します。
本現場での表層の厚みは３㎝です。
【完成】
以上で、完成です。
以上です。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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