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香川県高松市の㈲生道道路建設です。
本記事では、アスファルト舗装の下層路盤について説明します。
【アスファルト舗装】下層路盤について
下層路盤の施工
下層路盤工法と材料
下層路盤の築造工法には、セメント安定処理工法、石灰安定処理工法および粒状路盤工法がある。
下層路盤材料は、一般に施工現場近くで経済的に入手できるものが選択されるが、各工法で用いる路盤材料には品質規格が、また、各安定処理に用いる骨材には品質の目安が規定されている。
工法 | 安定処理に用いる骨材の
望ましい品質(目安) |
下層路盤材料の品質規格 |
セメント安定処理 | 修正CBR: 10%以上
PI: 9以下 |
一軸圧縮強さ(7日):0.98Mpa |
石灰安定処理 | 修正CBR: 10%以上
PI: 6~18 |
一軸圧縮強さ(10日):0.7Mpa
※アスファルト舗装の場合 |
一軸圧縮強さ(10日):0.5Mpa
※コンクリート舗装の場合 |
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粒状路盤 | ー | 修正CBR: 20%以上
PI: 6以下 |
修正CBR: 30%以上(クラッシャラン鉄鋼スラグの場合)
水浸膨張比: 1.5%以下(クラッシャラン鉄鋼スラグの場合) |
下層路盤の施工上の留意点
下層路盤の施工では、以下のような留意点がある。
① セメント、石灰安定処理路盤の仕上がり厚さ
セメント、石灰安定処理工法では、1層の仕上がり厚さは15~30cmを標準とし、一般に路上混合方式をとる。
② 石灰安定処理工法の強度発現
石灰安定処理工法は、骨材中の粘土鉱物と石灰との化学反応により安定させるもので、セメント安定処理に比べて強度発現が遅い。
しかし、長期的には安定性、耐久性が期待できる。
③ セメントコンクリート再生骨材
セメントコンクリート再生骨材を多く含む再生路盤材は、含水比の変化に敏感なので、最適含水比より湿潤側で使用する。
④ 下層路盤材料の補足材添加
下層路盤材料の修正CBRやPIが路盤材料の品質規格を満たしていない場合は、補足材やセメント、石灰などを添加して規格を満足させる。
⑤ 粒状路盤の仕上がり厚さ
粒状路盤の1層の仕上がり厚は20cm以下を標準とし、敷き均しは一般にモーターグレーダーで行う。
⑥ 粒状路盤材の曝気乾燥
粒状路盤材が転圧前の降雨等により著しく水を含み締固めが困難な場合には、晴天を待って曝気乾燥を行う。
また、少量の石灰またはセメントを散布、混合して転圧することもある。
以上です。
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