【施工管理③】舗装工事の品質管理について

土木工学

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

品質管理は、所定の品質を確保するために受注者が各工種毎に自主的に行うものです。

品質管理の項目、頻度、管理の限界は、検査基準や過去の施工実績などを考慮し、最も能率的かつ経済的に行えるように受注者が決めます。

本日は、この品質管理について紹介します。


 

舗装工事の品質管理について

品質管理の手段

①各工程の初期においては、試験の頻度を増やし、その作業工程を速やかに把握する

②作業の進行に伴い、管理の限界を十分満足していると判断できれば、それ以降の試験の頻度は減らしてもよい

③作業員や施工機械などの組合せを変更する場合、試験頻度を増やし、新たな組み合わせによる品質の確認をする

ごく小規模な工事(1~2日で完了する工事)では、品質管理を行っても現場に十分反映できないため、基準試験により材料の品質を確認し、作業標準に基づきチェックシートで管理する

 

各工種の品質管理

①構築路床

構築路床などの管理は、土質条件に応じて管理方法を決定する。

管理方法には、次のようなものがある。

・最大乾燥密度と密度比(締固め度)による方法

・強度特性などによる方法

・空気間隙率または飽和度による方法

・締固め機械の機種と転圧回数による方法

 

②下層路盤
工種 頻度 管理の限界(標準)
含水比、PI、粒度 観察により以上が認められた時
締固め度 1,000㎡に1個 最大乾燥密度の93%以上
プルフローリング 随時

・含水比、PI(塑性指数)の管理は通常目視観察

・プルフローリングによる管理は、異常な沈下に注意して観察する(下記写真参照)

 

③上層路盤

粒度調整砕石

工種 頻度 管理の限界(標準)
含水比、PI 異常が認められた時
粒度 2.36mm 1~2回/日 ±15%以内
75μm 1~2回/日 ±6%以内
締固め度 1,000㎡に1個 最大乾燥密度の93%以上

 

④コンクリート版
工種 頻度 管理の限界(標準)
粒度、単位体積質量 細骨材300㎡、粗骨材500㎡に1回または1回/日
細骨材の表面水率 2回/日
コンシステンシー 2回/日 設計値の範囲
空気量 2回/日 設計値の範囲
コンクリート温度 コンシステンシー測定時
コンクリート強度 2回/日 (1回の試験結果)→設計基準強度の85%以上

(3回の試験結果の平気)→設計基準強度以上

塩化物含有量 2回/日 0.3kg/㎥以下

・コンクリートの圧縮強度は材齢28日を基準

 

⑤表層・基層(加熱アスファルト混合物)
工種 頻度 管理の限界(標準)
外観 随時
温度 随時
粒度 印字記録:全数

抽出、ふるい分け試験:1~2回/日

2.36mm±12%以内

75μm±5%以内

アスファルト量 印字記録:全数

抽出、ふるい分け試験:1~2回/日

±0.9%以内
締固め度 1,000㎡に1個 基準密度の94%以上

・締固め度の管理は、切り取りコアの密度を測定して実施する

 

アスファルト混合所における品質管理

①品質管理の方法・手段

・アスファルト混合所が所有する設備、人員構成などを考慮して自主的に作業標準を設定

・混合物の製造管理は、作業標準で定めた管理の限界を目標に行う

 

②アスファルト混合所の機能・仕様

品質管理を行うためには、製造に先立ってアスファルト混合所の各設備の機能や仕様を把握しておくことが必要

 

③定期試験

・1回/年以上、設備の点検を実施

・2回/年、材料の基準試験および混合物の基準試験を実施

・設備の点検項目のうち、定期試験として年1回以上実施しなければならない項目は

→骨材、アスファルト、再生用添加剤の計量器

→アスファルト、再生用添加剤の吐出装置

→各部の温度計

 

④異常発生時とその処理

アスファルト混合物製造時にはその混合物をよく観察し、異常が発生した場合は適切な処置を講じなければならない

 

いかがでしたでしょうか?

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。


 

 


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