
こんにちわ。
香川県高松市の㈲生道道路建設です。
前回、空飛ぶクルマについて紹介しました。
空飛ぶクルマは技術的にどの程度進んでいて、いつ頃、社会に普及していきそうなのか。
また、空飛ぶクルマが普及することで、私たちの生活にはどんな影響がでるのでしょうか?
今日は、その辺りを紹介します。
ぜひご覧ください。
【空飛ぶクルマ】空飛ぶクルマの普及によって変化する事
技術の進化
空飛ぶクルマの実用化が可能になってくる背景には、様々な技術の進化があります。
【技術の進化】
・モーターやモーターを駆動するインバーターの小型、軽量化や高出力化
・バッテリーの容量増大やコスト削減
・ドローン分野での遠隔操作や自律飛行の技術発展により、eVTOLの無人飛行の実現
・自律飛行に必要な高解像度のカメラやレーダー、センサー類の性能向上とコスト削減
・多数のドローンが同一空域内でぶつからないように飛行させる運行管理システムの開発
・多数のドローンが飛び交うための規制の策定
など
地上走行型の空飛ぶクルマと電動の小型VTOL機の比較
分類 | 地上走行型の空飛ぶクルマ | 電動の小型VTOL |
製品化の時期 | 2019年 | 2020年代前半 |
乗員数 | 4人以下 | 数人 |
主な用途 | 個人用 | ライドシェア |
移動範囲 | 都市間交通
(地上含めて数百km) |
都市内、あるいは都市近郊
(数十km) |
認証 | 軽飛行機やスポーツ機といった既存の小型機の認証が必要 | まったく新しい認証基準が必要 |
電動化技術 | 既存技術で実現可能 | 既存の延長技術に加えて、新たな低騒音化技術が必要 |
インフラ | 既存の空港を利用可能 | 専用の離着陸場の新設が必要 |
移動時間は数分の1、運賃は1/10に
eVTOL機が普及することで、早くて渋滞知らずの社会がきます。
米国の配車サービス大手のUberは、空の配車サービス『uber AIR』を2023年に開始することを目標に掲げ、精力的に活動しています。
Uberの試算によると
・eVTOL機を用いたライドシェアであれば、自動車に比べて移動時間を数分の1にすることができる
・uber AIRであれば、既存のヘリコプターに比べて移動にかかるコストを2/3に出来るとした
・サービスが開始され、しばらく時間が経過し利用者が増えればいずれ自動車のライドシェアよりも安価になる
・乗客1人、1マイルあたりの移動コストは1/10以下の0.44ドルまで下げれると試算
・機体価格も安価になる
・eVTOL機の価格は、発売当初、年100台の生産で価格は120万米ドル(約1億3200万円)で、ヘリコプターの価格よりも高くなるものの、年5000台の生産規模になれば20万米ドル(約2200万円)とヘリコプターの半分になる
渋滞問題が解決される
世界中の大都市で課題になっている自動車の渋滞問題は、eVTOL機の普及により解決されます。
そのため、行政側も期待を寄せています。
今後は、より一層、都市部への人口流入が増えていくと予想されるため、交通渋滞の問題は世界中の都市において喫緊の課題です。
現状、いくつかの都市ではeVTOL機を利用したエアタクシーやライドシェアに関する実証実験がすでに行われています。
また、Uberでは米国のダラスとロサンゼルスでUber AIRの実証実験を2020年に行う予定です。
加えて、米国外の都市でも実証実験を行いたいとしています。
この他、中東のドバイやアジアのシンガポールなど、世界中で実証に向けた動きが出てきています。
そして、日本でも実証実験を実施しようとする動きも出てきており、期待しています。
いかがでしたでしょうか?
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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