【アスファルト舗装】車道の修繕工事(香川県高松市)

施工事例紹介

 

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事では、弊社で施工した車道の修繕工事について紹介します。

 

施工前

施工前の写真になります。

一見、そこまで劣化していませんが、ある程度劣化が進んでいることと

雨が降った際に、大きく水溜りができる状況でした。

 

土工

アスファルト舗装版の切断

アスファルト舗装版を切断機で切断します。

修繕すべき箇所と修繕不要な箇所とを分離させます。

切断距離が長い場合や、アスファルト舗装厚が大きい場合などにおいては、専門会社に依頼したほうが良い場合もあります。

 

既設アスファルト舗装版の取り壊し・運搬

既設のアスファルト舗装版をユンボで取り壊していきます。

取り壊したアスファルト舗装版をダンプに積込み、所定の処理場まで運搬します。

ダンプの積載容量を超えないよう注意します。

取り壊したアスファルト舗装版は再利用されることが多いです。

 

既設舗装版の厚みを計測

処理するアスファルト舗装版の重量を計算するために、取り壊したアスファルト舗装版の厚みを記録しておきます。

処理する重量により、処理費用が変わるため適切に管理します。

オーバーレイ舗装による補修をしている道路の場合、取り壊したアスファルト舗装版の厚みがかなり大きくなっていることがあります。

 

舗装工

補足材の搬入・不陸整正

補足材を搬入します。

既設のアスファルト舗装版の厚みが大きい場合、搬入する補足材量も多くなります。

補足材を搬入することで、アスファルト舗装の厚さが適切になるよう調整します。

ユンボの排土板で不陸整正を実施しています。

 

路盤の転圧

不陸整正後、振動ローラーやタイヤローラーで十分に転圧します。

 

補足材の出来形確認

搬入した補足材の厚みを調べ、どの程度補足材を使用したかを記録しておきます。

 

アスファルト乳剤・養生砂の散布

路盤を施工後、写真のようにすみやかに瀝青材料(乳剤)を所定量均一に散布します。

路盤の上に乳剤を散布することで下記の効果があります。

・路盤とアスファルト混合物とのなじみを良くする

・路盤表面部に浸透し、その部分を安定させる

・降雨による路盤の洗堀または表面水の浸透などを防止する

・路盤からの水分の蒸発を遮断する

 

散布量にも規定があり、一般に1~2リットル/m2が標準です。

散布したアスファルト乳剤が施工機械などに付着したり、路盤から剥がれることを防止するために必要最小限の砂を散布します。

 

表層の敷設・転圧

アスファルトフィニッシャーにてアスファルトを敷設していきます。

アスファルト混合物の温度が下がらないうちに迅速に敷き均し、転圧機械でアスファルト混合物を締固めます。

表層の施工が完了した後は交通開放を行いますが、この交通開放時の舗装の温度は舗装の初期のわだち掘れに大きく影響を与えます。

よって、転圧終了後の交通開放は、舗装表面の温度がおおむね50度以下になってから行います。

 

表層の出来形管理

表層の厚みは設計で定められています。

施工が適切に実施できているか、厚みを計測し記録します。

本現場での表層の厚みは5㎝です。

 

完成

以上で、修繕完了になります。

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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