公共工事の入札制度について

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こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事では、公共工事の入札制度について説明します。

 

公共工事の入札制度について

公共工事の入札の目的は

『品質の高い工事を安価に契約すること』

である。

入札における、競争性や透明性を高めるために、入札制度の改革が行われてきた。

 

民間工事では、一般的に発注者は随意契約方式見積り合わせ方式で業者を選択する。

公共工事では、国の場合、会計法

地方公共団体の場合、地方自治法

にて調達の方法が規定されている。

どちらも、一般競争入札を原則としているが、実際には公共工事から不良・不適格業者を排除するために指名競争入札が採用されてきた。

一方で、指名競争入札は、指名される業者が入札前に分かるため、談合が行われやすいという問題がある。

 

入札制度の変遷・改革

1994年からは入札談合への対策として一般競争入札が拡大した。

しかし、公共工事が急激に減少する時期と重なったこともあり、低価格競争が激化した。

そこで、2001年に

『公共工事の入札および契約の適正化の推進に関する法律』

が施工され、全ての発注機関に対して

・工事の発注見通しや指名基準

・入札に参加した会社や入札金額

・入札結果

・契約金額

などの公開を義務付け、工事成績の公表も行われるようになった。

 

2005年には

『公共工事の品質確保の促進に関する法律』

が施工され、総合評価方式を今後の発注方式の基本とする方針が示された。

 

2014年には、行き過ぎた価格競争の是正、就労環境の改善、担い手の育成・確保を目的とし

・公共工事品質確保法

・入札契約適正化法

・建設業法

の改正が行われた。

以上のように、公共工事の入札制度は、試行錯誤を繰り返し様々な入札制度を生み出している。

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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