アスファルト舗装の花咲き現象

土木工学

 

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事では、アスファルト舗装の花咲き現象について説明します。

 

アスファルト舗装の花咲き現象

花咲き現象とは、アスファルト舗装の路面に、あばた状にやや膨れ上がった多数の小孔を生じる現象をいう。

アスファルト混合物の舗設直後から1年位の後に、路面に数ミリから1~2cmの小孔が生じ、内部には泥土状のものが詰まっており、小孔周辺の路面は内部からの流出物によって赤錆色に汚染されている。

この現象は、モルタル分の少ない粗粒度アスコンなどの箇所や、締固めの足りない路肩などに多く見られる。

これは、骨材岩石中に含まれる硫化鉄が一般に不安定で、空気中の酸素や水分と容易に反応して硫酸鉄に変わり、その際、体積が1.5~3倍に膨張して岩石を破壊する。

また、同時に生成した硫酸は、混合物中の石粉と反応して炭酸ガスを発生する。

赤錆色は、硫酸鉄や他の鉄分の酸化したものである。

硫化鉄を含む岩石には、安山岩、頁岩、輝緑凝灰岩などがあり、節理の発達したもの、風化を受けやすいもの、含有量が0.3%以上のもの、が現象を起こす。

硬質砂岩の砕石中に時々混合する頁岩は、路面に露出した粒子から崩壊が始まり、現象は赤錆色の汚れによって発見されるが、汚れが問題になることがあっても、舗装の大きな破壊に結びつくことはないようである。

 

 

以上です。

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