【海岸】海岸堤防の各部分の機能、構造及び施工上の留意点について

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香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事では、海岸堤防の各部分の機能、構造及び施工上の留意点について説明します。

 

【海岸】海岸堤防の各部分の機能、構造及び施工上の留意点について

①堤体工の余盛

堤体盛土は、十分締固めても収縮及び圧密によって沈下するので、天端高、堤体の土質、基礎地盤の良否などを考慮して必要な余盛を行う。

 

② 基礎工

表法被覆工等の上部構造物を安全に支えるために、滑動や沈下がなく、波による洗堀に耐えうる構造とし、基礎地盤の透水性が大きい場合は、止水工を併設する。

 

③ 表法被覆工

波浪による浸食や摩耗、堤体土砂の流失等を防止する機能があり、堤防の主要部分である。

波浪による浸食や摩耗、堤体土砂の流失等を防止する機能があり、堤防の主要部分である。

傾斜型表法被覆工の場合、コンクリート被覆式が最も一般的で、被覆工の厚さは標準50cm以上とする。

 

④ 波返工

波返工は、堤体内に入り込む波やしぶきの量を減らす機能があり、その高さは堤防天端からの高さを1m以下とし、天端幅は50cm以上とすることが原則である。

 

⑤ 天端被覆工

天端被覆工は、堤防を越波した海水による堤体土の流出や堤体の破壊を防止することが目的である。

天端幅は、波返工等を除き原則として3m以上とする。

ただし、直立型重力式堤防においては、1m以上とすることができる。

天端被覆工は、排水のために陸側に3~5%程度の片勾配をつけるのがよいとされている。

 

⑥  裏法被覆工

天端被覆工と同様の目的がある。

裏法の勾配は、裏法被覆工の型式に従って堤体の安定を考慮したものとし、堤防の直高が5m以上の場合、または5m未満であっても特に必要な場合には、幅1.5m以上の裏小段を設けるようにする。

 

 

以上です。

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