こんにちわ。
香川県高松市の㈲生道道路建設です。
本記事では、直立堤の施工上の留意点について説明します。
【港湾】(防波堤)直立堤の施工上の留意点について
直立堤の施工
① 直立堤の蓋コンクリートの厚さ
直立堤としてケーソン及びセルラーブロック堤の蓋コンクリートの厚さは、通常30cm以上、波の荒いところでは50cm以上とする。
② 直立堤の上部コンクリートの厚さ
上部コンクリートは安定計算上必要な単位体積質量と十分な耐久性、耐候性があることが必要であり、直立堤の上部コンクリートの厚さは、波高2m以上の場合は2m以上、波高2m未満の場合でも最小厚さは50cm以上を標準としている。
③ 直立堤の上部コンクリートの一体性と法線方向の継目
直立堤の上部コンクリートは、堤体との一体性を考慮する。
また、法線方向については10~20mの間隔(ケーソンの場合は各ケーソンごと)に継目を設けるものとする。
④ コンクリート単塊式直立堤
コンクリート単塊式の直立堤では、収縮や不同沈下による亀裂を防ぐため、1ブロックを5~10mとする。
⑤ コンクリート単塊式直立堤のコンクリート打設
コンクリートの打設工法は、水中コンクリート工法、プレパックドコンクリート工法またはドライワーク工法を用いる。
⑥ 水中コンクリートの材料分離
水中コンクリートの施工は、種類により性能に差異があるので、材料、配合、適用箇所、打込み、施工機械等について十分配慮し、材料分離が生じないよう行う。
⑦ 水中コンクリートの打込み
コンクリートは、水中に落下させないよう注意し、打込み面を出来る限り水平に保ちながら連続して打込む。
⑧ 水中コンクリートの水中分離抵抗性
一般に、水中コンクリートの水中分離抵抗性は、粘性に影響する水セメント比と単位セメント量によって設定される。
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