【基礎工】ニューマチックケーソンについて

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香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事では、基礎工のニューマチックケーソンについて説明します。

 

【基礎工】ニューマチックケーソンについて

ニューマチックケーソンとは、ケーソンの下端に気密の作業室を設け、圧縮空気を送って地下水を排除し、掘削、コンクリート打設を行う工法である。

 

ケーソン本体

① 作業室部は水密かつ気密な構造体とするため、一体構造としなければならず、連続してコンクリートを打設しなければならない。

 

② 養生において、作業の性質や施工能率の観点から、養生期間は長く取れない。

脱型時期の目安としては、

・作業室部(圧縮強度14n/mm2、打込み後3日)

・本体および躯体接続部(圧縮強度10n/mm2、打込み後3日)

を標準とする。

 

掘削および沈設

① 施工中の移動、傾斜の修正について、通常、沈下中の根入れがケーソン短辺長の2倍以上になると困難なので、根入れの比較的浅い時期(1~2リフト)に修正する必要がある。

 

② 掘り起こしについて、刃口下端面より下方は掘り起こさないのが原則。地盤によっては、掘削しないと沈設が困難となる場合があるが、高気圧安全衛生規則により0.5m以上掘り下げてはならない。

 

③ 沈下防止について、根入れの比較的浅い時期(1~2リフト)には、支持抵抗力が小さいので急激な沈下を生じる恐れがある。ケーソンのリフト長を短くしたり、作業室内にサンドル等を設けて沈下を調整しなければならない。

 

④ 摩擦抵抗低減について、最も一般的なものは、ケーソン刃口部に設けられるフリクションカットである。その寸法は地盤にもよるが一般に50mm程度である。

 

⑤ 周面地盤の強度回復や密着性確保のために、沈設完了後、地盤とケーソン壁面間の空隙に地盤と同等以上の強度を有するセメントペーストやセメントベントナイト等の充填材を注入するコンタクトグラウトを行うことを原則とする。

 

支持地盤の確認

① 地盤の支持力と変形特性を確認するため、一般的な作業室天井スラブを利用した平板載荷試験を行う。

 

② 支持力に不安があると考えられる場合は、ケーソン位置でボーリングを行い、支持層および支持力の確認を行う。

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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