【九州整備局】メタバースで川づくり、セミナーのウェブ参加1000人超え

時事通信

 

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【九州整備局】メタバースで川づくり、セミナーのウェブ参加1000人超え

 

日刊工業新聞より

 

 

九州地方整備局は12日、ウェブと対面を併用した「メタバース(3D仮想空間)を用いた川づくりセミナー」を開いた。

ゲームエンジンを使うインフラ整備の新たな設計手法を習得しようと、九州技術事務所(福岡県久留米市)での対面20人に加え、ウェブ方式で建設コンサルタントの実務者ら1150人が参加した。

想定を大幅に上回る参加に、新たな手法に対する関心の高さをうかがわせた。

同整備局は、ゲームエンジン「Unreal Engine」を用いるインフラ設計手法を開発し、2月にマニュアル(案)を公開。

先行して山国川かわまちづくり(福岡県吉冨町)で仮想空間内に整備後の川の姿を分かりやすく提示することで、住民との合意形成に役立てた。

設計や施工にデジタル技術を取り込む動きが加速する中、住民説明用のパースや模型づくりなどアナログな作業をデジタル化することで、作業効率の改善が期待できる。

セミナーでは、3Dデータを活用した川づくりの展望や他分野でのゲームエンジンの活用事例などを紹介した上で、マニュアル(案)に基づく操作方法を学ぶハンズオン研修が行われた。

操作方法の講師は、新たな手法の開発に整備局と共同で取り組んだ日本工営の佐藤隆洋DX推進部長が務めた。

河川の航空測量データを取り込み、仮想空間に再現する「デジタルツイン」の作成実習を行った。

メタバースを用いた説明資料づくりは、同整備局が今後発注する業務でも求められることになりそう。

そのため継続して今回のようなセミナーを開催するなどし、マニュアル(案)の普及に力を入れていく。

 

以上です。

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