こんにちわ。
香川県高松市の㈲生道道路建設です。
本記事では、光波測距儀(トータルステーション)について説明します。
光波測距儀(トータルステーション)について
光波測距儀とは、光波を用いて距離を測定する器械である。
一定の光波を往復させ、波数と位相差から距離を求める器械で、距離を計測するだけでなく、水平角度、鉛直角度を計測する能力を持った測距儀をトータルステーションともいう。
光波測距儀(トータルステーション)の価格
光波測距儀(トータルステーション)の価格はピンキリで、中古であれば20万円台から
新品であれば40万円台からがあり、中には200万円するものもあり非常に高価である。
測量するのにも費用が発生することが容易に想像がつくのではないだろうか。
写真のトータルステーションは約200万円します。
【TOPCON トプコン OS-105F(土木) Windowsトータルステーション [センタリング式]】
【価格】2,013,000円 (税込)
距離測定の例
ある地点AとBの距離Lを測定しようとする。
往復の波数:n=30
1波長:λ=10m
入反射光波の位相差:d=λ/4
の場合の距離Lは
往復2L=nλ+d=nλ+λ/4=30×10m+10/4=302.5m
よって
L=302.5/2=151.25m
となる。
一般式: L=1/2(n・λ+d)
光波測距儀(トータルステーション)の距離測定値補正
光は真空中では速度は一定であるが、大気中では速度が遅くなる。
これは、温度や気圧、湿度などの影響で光が屈折するためである。
よって、気象補正が必要である。
気象補正
① 気温1℃の変化: 1/100万 の距離変化
② 気圧3mmHgの変化: 1/100万 の距離変化
③ 湿度1mmHgの変化: 0.05/100万⇒一般的には省略(無視してOK)
測定距離への影響順位は、上記の通りである。
よって、光波測距儀を用いた場合の正しい2点間の距離は
真の距離=測定距離+気象補正+器械定数+反射鏡定数
となる。
器械定数および反射鏡定数は、測距儀、反射鏡それぞれの固有の誤差である。
以上です。
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