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香川県高松市の㈲生道道路建設です。
本記事では、アスファルト混合物の砕石マスチックアスファルト(SMA)について説明します。
【アスファルト混合物の種類】砕石マスチックアスファルト(SMA
)について
SMAは、ギャップ粒度の表層用加熱アスファルト混合物の1種で、多量の粗骨材が骨格を構成し、その間隙を空隙ゼロのマスチック(アスファルト・石粉の混合物)が満たしている。
骨材同士のかみ合わせと多量のマスチックにより、高耐久性と耐摩耗性、および変形抵抗性を備えており、さらに、ファイバーやポリマーの添加によってそれらの特長を高めると同時に、施工時のダレと材料分離を防ぐ。
施工
SMAの施工は、通常のアスファルト混合物より容易で、仕上がりに対する作業員の技能の影響は小さい。
繊維を用いる場合は、ポリエチレンの袋詰めにしたものを人力でミキサに投入し、あるいは、ペレット状のものを専用の機械で投入する。
特に、混合物が高温でアスファルト量が過剰な場合、トラックやフィニッシャーの上でアスファルトのダレが生じる。
これは、敷きならし後、縦方向に、幅約30㎝の2本のアスファルト過剰帯となって、バーフィーダの位置に現れる。
また、アスファルトの過剰スポットの発生は、フィニッシャーのオーガを高速で動かした場合、粗骨材とモルタルが分離するのが原因である。
敷き均し厚を決める際の、SMAの転圧減は、密粒度アスコンの半分以下で、密粒度の20~25%に対し、約10~15%である。
転圧は、アスファルト量と敷き均し温度が適正であれば、非常に安定的で、ローラー転圧時の変位が少なく、非拘束の縁部でも横方向の押し出しがない。
SMAの締固めには、一般に静的鉄輪ローラーが用いられ、タイヤローラーは混合物がタイヤに付着するため適さない。
振動ローラーは、骨材の破砕と密度低下を抑えるように、高振動数、低振幅のものを使用する。
鉄輪ローラーは9t以上のものを用い、5km/hを超えない速さで4~8回転圧すれば、目標密度が得られる。また、ローラーマークも生じにくいため、仕上げ転圧も不要となる。
アスファルト量の多いSMAの舗設後は、すべり防止対策として、表面にプレコートした砕石、または砕砂を散布・圧入し、あるいは石粉を散布する。
以上です。
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