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香川県高松市の㈲生道道路建設です。
本記事では、トンネルの支保工について説明します。
【トンネル】トンネルの支保工について①
主なトンネル工法には、山岳工法、シールド工法、開削工法があり、山岳工法ではロックボルトと吹付コンクリートを主体とする工法が標準とされている。
支保工の構成
支保工は、トンネル掘削にあたって周辺地山の安定を図ることが目的で、支保機能が早期に発揮できるよう掘削後速やかに支保工と地山を一体化させる必要があり、支保工部材は
・吹付コンクリート
・ロックボルト
・鋼製(鋼アーチ)支保工
等で構成されている。
また、地山条件等が悪い場合には、覆工コンクリートを支保工の一部として用いられることがある。
支保工の基本特性
在来の矢板工法が地山を支保工で支持するという考え方に立っているのに対して、ロックボルトと吹付コンクリートを主体とする支保工の場合は、地山を地山全体が持っている強度で支持させるという概念が含まれる工法で、グランドアーチ構造を素早く形成しトンネル支保工としての安定を得ようとするものである。
主な支保工構成部材には、されぞれ以下のような機能と作用効果がある。
① 吹付コンクリート
吹付コンクリートは、一般的に岩塊の局部的な脱落を防止し、緩みが進行することを防ぎ、地山自身で安定が得られる効果があるほか、せん断抵抗による支保効果、内圧効果、リング閉合効果、外力配分効果などの作用効果がある。
② ロックボルト
縫付け効果、はり形成効果、内圧効果、アーチ形成効果、地山改良効果などの作用効果がある。
③ 鋼製(鋼アーチ)支保工
自立性の悪い地山の場合に、吹付コンクリートが十分な強度を発揮するまでの短期間に生じる緩みの対策として使用するほか、吹付工と一体化することによる支保機能を高める作用効果がある。
以上です。
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