【国別の投資環境まとめ】ラオスについて

【国別の投資環境まとめ】ラオスについて

こんにちは。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

ASEANや南西アジアはビジネス展開を考えるうえで、その『市場規模や成長性』において魅力的です。

一方で、課題やリスクもあるということを紹介しました。

現在、もう少し落とし込んで検討していくために、国別に見ています。

今日は『ラオス』です。

ぜひご覧ください。

 

【国別の投資環境まとめ】ラオスについて

タイに隣接し、ラオス語がタイ語と近似していることから、タイに拠点を置く製造業が生産分業を図るべく1990年代後半にラオスへの投資を開始しました。

近年、特にタイにおける賃金上昇などからラオス中部の都市などとの間でもタイとの生産分業が行われています。

このような流れの中、ラオス自身も、経済特区の開発など投資環境改善に取り組んでいます。

一方で、人材不足、物流コスト高などの課題も散見されます。

 

ビジネスチャンス(メリット)

まとめ

・鉱山開発、水力発電などの資源分野での投資が大きいが、近年はその他の分野の投資も進み多様化が進む

・タイを中心とした周辺国からの製造業の一部移転が活発化している

・周辺国と比較して人件費が安価(約200ドル/月)

・メコン川の豊富な水資源による水力発電を中心に電力事情に優れている

・2013年にWTO(世界貿易機関)に加入し、貿易投資環境の改善も進んでいる

・国民生活水準も上昇しており小売りや外食産業の進出も見られる

 

ビジネス上の課題

①カントリーリスク

政治・社会

・基本的に政治体制は安定

・ラオスは鉱物資源開発と豊富な水力を活用した発電事業がけん引しているが、これらの開発の中、環境問題や土地収用、住民の立ち退きなどの問題が発生している

・大規模開発が実際の国民生活に反映されず、経済格差が拡大している

・中国による投資が大きく、中国への依存が大きい

経済

・財政赤字拡大やインフレ率の上昇がみられる

・金融、財政政策の引き締めが必要

・工業団地が不足している

 

②オペレーショナルリスク

雇用・労働・人権

・ラオスにおけるビジネス上の最大の課題は人材に関わることである

・ラオスの人口は約700万人と絶対数が少なく、大規模な工場においては労働者の確保が難しい

・地方の労働力の確保に関する努力が必要

・識字率は72%と低く、仕事に対するモチベーションが低いなど労働者の質は高くない印象のよう

・賃金水準は着実に上昇していくため、コスト試算は入念にする必要がある

生産・販売

・金融インフラの整備が遅れており、送金や入金、引き出しで手間がかかる

・海岸線がないため港を持たない。よって、陸路輸送のコストと時間が大きくなる

・道路の整備も進んでいない(舗装率は10%程度)

税務・通関

・新興国に共通する、税務当局による不透明な運用、手続きの煩雑さ、不透明な費用の要求などがある

・信頼のおける会計事務所、税理士事務所、監査法人などから適切な税務評価を定期的に受け準備をしておく必要がある

法務・規則

・原則、製造業は外国企業による100%出資が可能だが、サービス業は規制対象

・今後の規制緩和を見込み、最新状況をしっかり確認しておく必要がある

 

③セキュリティリスク

・政治情勢は安定しているが、強盗や殺人などの一般犯罪は凶悪化の傾向がある

・デング熱などの感染症に対する事前対策が必要

 

 

いかがでしたでしょうか?

人口が少ないため、優れた電力事情などラオス特有の投資環境を生かしたビジネスモデルを検討する必要がありそうです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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