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香川県高松市の㈲生道道路建設です。
本記事では、砂防えん堤の計画および施工上の留意点について説明します。
【砂防】砂防えん堤の計画および施工上の留意点について①
砂防えん堤の計画および施工については以下のような留意点がある。
① えん堤の方向
えん堤の水通しを越流する水流は、一般に水通し天端下流端の線に直角に流下することから、えん堤の方向は水通し中心点において計画箇所下流の流心線に直角に定めることを原則とする。
② えん堤の基礎地盤
えん堤の基礎地盤は、原則として岩盤とする。
やむを得ず砂礫基礎とする場合は、出来る限りえん堤高を１５ｍ未満とし、均一な地層を選ぶことが原則である。
③ 岩盤基礎の強度不足
岩盤基礎で所要の強度を得る事ができない場合は、所定の支持力が得られる深さまで掘削するか、基礎幅を広くして安定を図る方法、あるいはグラウト、岩盤PS工法などにより改善を図る方法が取られる。
④ 砂礫基礎の強度不足
砂礫基礎で所要の強度を得る事ができない場合は、えん堤底幅を広くして応力を分散する方法、あるいは基礎杭工法の施工、セメント混合による土質改良などにより改善を図る方法が取られる。
⑤ 岩盤基礎軟弱部の置換え
岩盤基礎の一部に弱層、風化層、断層等の軟弱部を挟む場合は、軟弱部を取り除き、コンクリートで置き換えて補強するのが一般的でコンクリートプラグ工法とも呼ばれている。
以上です。
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