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香川県高松市の㈲生道道路建設です。
本記事では、消波工の構造及び施工に関する留意点について説明します。
【海岸】消波工の構造及び施工に関する留意点について
消波工の構造及び施工に関して、以下のような留意点がある。
① 消波工の粗度
消波工は、波のエネルギーを消耗させるため表面の粗度が大きく、波力に対して安定であること、適度の形、大きさ、分布のある空隙をもつこと等が必要条件とされている。
② 異形ブロックの積み方
消波工の異形ブロックの積み方には、乱積みと層積みがあり、その採用は海底変動の程度、施工の難易等を勘案して決定する。
③ 消波工の空隙率と消波効果
ブロックの空隙率と消波効果の関係については、実験結果によると、空隙率が20%前後までは空隙率の増加に伴う消波効果の増加は顕著であるが、それ以上の空隙率の増加に伴い消波効果の増加は微弱とされ、消波ブロックの空隙率は微弱とされ、消波ブロックの空隙率は50~60%程度のものが一般的である。
④ 消波工の天端幅
消波工の天端幅は、ブロック2~3列分の幅をとることが一般的であるが、全面水深の大きいところ、波高の大きいところ、周期の長い波が来襲するところなどでは3~5列、またはそれ以上に広くする。
⑤ 捨石マウンドの捨石重量
異形ブロックの下部に捨石マウンドを設置する場合は、ブロック間隙からの吸出し防止のため、ブロック重量の1/10~1/25程度の捨石を用い、表層に2層以上敷くのが普通とされている。
⑥ 消波効果と堤防天端高
堤防天端高が、背後及び堤防の利用形態などからみて高すぎると考えられる場合は、消波工を設置して、消波効果相当分の天端高を低くすることができる。
以上です。
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