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香川県高松市の㈲生道道路建設です。
本記事では、ゾーン型フィルダムの材料の性質について説明します。
【ダムの建設】ゾーン型フィルダムの材料の性質について
ゾーン型ダムの堤体は、透水性材料、半透水性材料、遮水材料による3種類のゾーンによって形成されている。
各ゾーンの材料は、以下のような性質を有していることが必要となる。
透水性材料
透水性材料はフィルダムの外側に配置され、ダムの安定性をかくほする機能を受け持つ材料である。
望ましい性質として
① 堅硬であること
② 水の影響および気象条件変化に対する耐久性があること
③ せん断強度が大きく、自由な排水機能が維持され、阻害されないこと
半透水性材料
半透水性ゾーンには、遮水材料の流出防止および浸透水の安全な流下を図る機能、遮水ゾーンと透水ゾーンとの間の材料と性質の急変を避けるためのフィルターゾーンおよび遷移ゾーンとしての役割がある。
望まれる性質として
① 締め固めた状態での所要の粒度分布、排水性、せん断強度を有すること
② 締固めが容易で変形性が小さいこと
遮水材料
遮水ゾーンは堤体内の浸透流を防止し、ダムによる貯水が下流に流出することを防止するゾーンで、遮水材料は適切な粒度分布と締固め効果の面から適切な含水比であることに加え、以下のような性質が必要となる。
① 所要の遮水性を有すること
② 堤体の安定性のために、密度およびせん断強度が大きいこと
③ 膨張性や収縮性がないこと
④ 飽和状態でも軟泥化せず、水溶性成分を含まないこと
以上です。
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