【鋼構造物】鋼橋の架設作業にあたっての留意点について

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こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事では、鋼橋の架設作業にあたっての留意点について説明します。

 

【鋼構造物】鋼橋の架設作業にあたっての留意点について

鋼橋の架設作業にあたっては、以下のような計画および施工についての留意点がある。

 

 

① 架設時応力

実際の架設工法、架設順序を考慮したときに、本体構造物の設計時に計算された応力と架設時に生じる応力が異なる場合があり、十分に安全を確認する必要がある。

例えば、送出し工法の場合、構造系が設計上と架設中では異なり、支持点も架設中と完成系では異なるので架設中にのみ圧縮力を受けるフランジの座屈現象に対して、架設時の応力度照査を行う必要がある。

 

 

② 吊金具取付部

吊金具の取付け部では、引張荷重に対して本体構造物と吊金具との継手部および本体構造物内部の応力度に対しての照査が必要である。

 

 

③ I形断面桁の仮置、吊上げ

I形断面部材を仮置き、吊上げをする場合は、面外曲げ剛度、ねじり剛度が低いため、横倒れ座屈に注意しなければならない。

 

 

④ 横取り作業

構造物や部材を横方向に移動する場合は、両端における作業誤差が生じやすいため、移動量および移動速度を施工段階ごとに確認する。

 

 

⑤ 多点でジャッキを用いる場合

架設時に多点でジャッキを用いて部材を昇降させる場合、ジャッキ作動の不揃いから各ジャッキに不均等な反力が作用することが多いので、使用するジャッキ容量は計画鉛直荷重の1.5倍から2倍とするのが良い。

 

 

以上です。

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