【近畿整備局】ドローンで危険斜面を自動点検

時事通信

 

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【近畿整備局】ドローンで危険斜面を自動点検

 

日刊建設工業新聞より

 

 

自然災害で発生した斜面崩壊現場の点検に活用しようと、近畿地方整備局大規模土砂災害対策技術センターと紀伊山系砂防事務所は23日、ドローン(小型無人機)を飛ばして危険箇所を自動点検する取り組みを報道陣に公開した。

物流分野では飛行レベル3にあたる「無人地帯での補助者なし目視外飛行」が実用段階に入っているが、防災事業でレベル3による自動点検は全国初という。

同事務所ではドローンによる調査と被災状況把握に関するガイドラインを公表しており、今回の結果を踏まえ、内容を改訂し、全国での普及を後押しする。

現場を公開したのは、2011年9月の紀伊半島大水害で発生した河道閉塞箇所のうち、近畿整備局が砂防事業を進めている奈良県十津川村の栗平地区。

水害から10年が経過するが、同地区を含む被災現場では土石流災害の再度発生に備えて砂防えん堤などの整備が進んでいる。

現在も大雨が降れば斜面崩壊の危険性があり、ドローンを活用することで人が立ち入ることができない大規模崩壊箇所を安全に点検できる。

自動点検では「自律制御システム研究所」(ACSL、東京都江戸川区)が製造したドローンを使用。

中継用と撮影用の2機体を使い、発着場から2キロ先の現場まで撮影用ドローンが移動。

あらかじめ設定した高度149メートルの渓流沿いのルートを自律飛行する。

中継用ドローンは通信状況を安定化するため、高度300メートルまで飛ばし、撮影用ドローンからの映像情報をパソコンに送る。

点検業務を委託した中電技術コンサルタントの担当者は「2機体を使うことで被災規模が大きい危険な所での撮影を可能にする」と話している。

ドローンの飛行可能距離は約10キロ、飛行時間は約20分。

全長は約1・2メートル。

重さ2・5キロの荷物を運ぶことができ、風速10メートルまで耐えられる。

降雨時も飛ばせる。

今回の点検では現場周辺を含め約6キロを飛行。

飛行時間は15分。

徒歩で現場まで行くと約1時間を要するが、数分で現場まで移動できる。

ヘリコプターに比べて飛行高度が低く、法律では地上150メートルまで飛行可能。

中継用は特別の許可を受けた。

紀伊半島大水害では、出水後にヘリコプターで被災現場を確認し、その後現地に向かったが、道路が寸断され、現場確認まで時間を要したという。

大規模土砂災害対策技術センターの柴田俊さんは「ドローンを活用することで素早く被災現場を確認でき、正確な情報を基に迅速な判断ができる。

急峻(きゅうしゅん)な地形にある砂防施設の点検にも活用し、業務の効率化を図りたい」と話している。

 

 

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