【奥村組・アクティオ】コンクリの冷却でクーリング水の自動制御システム開発

時事通信

 

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【奥村組・アクティオ】コンクリの冷却でクーリング水の自動制御システム開発

 

日刊工業新聞より

 

 

奥村組とアクティオは22日、マスコンクリートの温度ひび割れを抑制する「パイプクーリング」工法を対象に、冷却水の流量や流方向を自動制御するシステムを開発したと発表した。

クーリング水の量などを最適制御し、コンクリート温度を管理目標値に近づけひび割れを防ぐ。

実大実験と道路橋下部工事に適用し有効性を確認した。

システムではあらかじめ算出したコンクリートの温度履歴を基に管理目標値を設定する。

パイプクーリング中はパイプの近くでコンクリートの温度をリアルタイムにモニタリング。

管理目標値に近づくようにクーリング水の流量を自動調整する。

パイプクーリングを複数の系統で行う場合はモニタリングを行うメイン系統の流量をサブ系統に再現するよう制御し、システムを簡素化した。

クーリング水によるコンクリートの冷却を効果的で効率的に実施するため、クーリングパイプの入り口と出口のコンクリート温度差が規定値以上になると、クーリング水の流れる方向を自動的に変更する。

茨城県つくば市にある奥村組の技術研究所で実大モデルを使い、システムの性能や有効性などを実験した。

コンクリート温度の実測値は管理目標値に近づき、温度を制御できると確認。

千葉県習志野市で施工する道路橋下部工事のフーチングコンクリートにもシステムを適用した。

コンクリート温度が計画通りに管理でき、施工後のコンクリートにひび割れの発生はなかった。

実大実験と現場適用でシステムを採用すれば構造物のひび割れが抑制できると確認した。

今後はひび割れが発生しやすい断面の大きな壁や柱部などにも適用範囲を拡大。

パイプクーリングの効果的な実施を実現するシステムとして活用していく。

 

 

以上です。

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