こんにちわ。
香川県高松市の㈲生道道路建設です。
本記事では、型枠に塗布する剥離剤の使用上の留意点について説明します。
剥離剤の使用上の留意点
① 剥離剤が十分に乾燥しない間にコンクリートを打設すると、剥離剤がコンクリート面に付着することが多いため、十分に乾燥させてからコンクリートを打設する。
② 剥離剤を塗布する方法は、はけ、ローラー、スプレー、拭塗り等があり、型枠材料と剥離剤の種類から選定する。
③ 良好な剥離効果を得るためには、均一に塗布を行うように配慮することが必要である。
④ コンクリートの打継面に剥離剤が付着しないように注意する。鉄筋については、異形鉄筋の場合はさほど気にする必要がないが、丸鋼の場合は付着強度が著しく低下する恐れがあるため、剥離剤が付着しないように注意する。
⑤ 剥離剤を型枠面に塗りすぎると、ごみやホコリ、砂塵が付きやすくなるため、スプレーやローラー等の器具を用いた場合はウェス等にて塗りすぎた剥離剤を拭きとる。
⑥ 剥離剤を塗布してから、コンクリートの打設までの日数が長い場合は、水溶性の剥離剤を用いると降雨等により剥離剤が洗い流されて、剥離効果が減少することがある。そのため、油性の剥離剤のほうが好ましい。
剥離剤はその種類によって、使用方法、使用回数にかなり差異がでる。
使用方法を誤った場合、剥離剤がコンクリート面に付着したり、剥離剤と型枠材料との相性が悪くコンクリート表面に型枠のアクが付着したりするなど美観を損なうこともある。
よって、それまでに使用実績のあるものを選定するのが安全と言える。
なお、初めて使用する剥離剤の場合は、事前に実際の剥離剤とコンクリートとで実験を行っておくのが理想である。
以上です。
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