こんにちは。
香川県高松市の㈲生道道路建設です。
現在弊社では外国人技能実習生としてベトナムの若者を2名受け入れています。
恥ずかしながら、彼らを受け入れるまでは外国人技能実習制度の事は知りませんでした。
そこで、本日はどのような過程を踏んで技能実習生を受け入れるまでに至ったかを紹介したいと思います。
1.知る・調べる
きっかけは知り合いの経営者から本制度について教えてもらったことからです。
その後、本制度がどのような制度なのかをWEBで調べました。
※本制度については別記事にて解説していますので、本記事の最後にリンクを貼っておきます。
その中で、本制度には4つの関係者がいる事を知りました。
① 弊社のような受け入れ企業
② 日本で働きたい技能実習生
③ 送出機関
④ 監理団体
自社単体で技能実習生を受け入れる事は、書類作成や行政とのやりとり、彼らへの教育や監理等から非常に困難であることが容易に理解できたので、監理団体にお願いすることにしました。
2.監理団体にヒアリングする
監理団体(協同組合とも言う)は全国に多くあります。
できるだけ自社の近くにある監理団体が良いと思います。なぜなら、何か問題が発生した際、監理団体の担当者にすぐ対応いただけるからです。
弊社の場合、まずは知り合いの経営者から教えてもらった監理団体の担当者から、「本制度の概要」「その監理団体の取り組み」「必要な費用」について教えてもらいました。
その後、その監理団体だけから話を聞くだけでは判断できないと考えたため、WEBで複数の団体を調べ、いくつかの監理団体を訪問し同様に話を聞きました。
複数の団体から話を聞くことで、理解が深まりますしどの監理団体にお願いするか決めることができます。
3.技能実習生を受け入れるか判断する
本制度への理解に加え、弊社は営利企業なので費用対効果からも判断しなければなりませんでした。
技能実習生を受け入れるにあたって、必要なイニシャルコスト、毎年発生するランニングコストを計算しました。
そして、技能実習生に弊社で働いてもらうことによって得られる利益の概算も算出しました。
それら、費用と利益から、弊社では技能実習生を受け入れる判断をしました。
4.技能実習生を採用する
弊社がお願いした監理団体はベトナムの送出機関と同じ組織でしたので非常に連携が取れていました。
採用には面接が必要で、ベトナム現地に行って実際に技能実習生に会う方が絶対に良いとのことでした。その為、スケジュールを調整し実際に現地に赴きました。
確かに実際に現地に行って面接した方が、雰囲気等が分かって良かったです。
また、面接後に採用を決めた技能実習生の実家にも訪問させていただき、彼らの家族にも面会することでより親しみも湧きました。
5.受け入れる準備をする
面接にて採用する技能実習生を決めた後、彼らは約半年間、送出機関のスクールで日本語や日本の生活について学びます。その後、日本に来日した後も約1カ月間、監理団体のもとで同様の勉強を行います。
監理団体にて書類作成や行政とのやり取りは実施してもらえますが、受け入れ企業にて準備しておくこともあります。
一番重要なのは、技能実習生が日本で生活できる環境を整えておくことです。
以下に例を列記すると
・寮の手配
・エアコンや洗濯機、TV、PCなどの家電の手配
・家具や調理器具、布団などの手配
・自転車の準備
などです。
これらを技能実習生が来日し働き始めるまでに準備しておく必要があります。
6.受け入れ
5までの準備が出来ていれば、あとは技能実習生を受け入れるだけです。
受け入れ後は、技術や知識の伝承、日本語の教育に取り組み、彼らが本国に帰ったあとに日本で働いてよかったと思えるようにすることが肝要だと思います。
いかがでしたでしょうか?
以上が弊社の場合の外国人技能実習生を受け入れるまでの過程になります。
受け入れを検討している企業様にとって少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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(参考)外国人技能実習制度とは