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香川県高松市の㈲生道道路建設です。
本記事では、月刊道路建設に投稿された、フォームドアスファルト技術によるアスファルト混合物の品質確保と環境保全について紹介します。
フォームドアスファルト技術によるアスファルト混合物の品質確保と環境保全について
【月刊道路建設 前田道路㈱より】
フォームドアスファルトとは
フォームドアスファルトは、アスファルトの粘土を一時的に低下させる技術である。
アスファルトを改質させることなく使用できるため、アスファルト混合物の繰り返し再生や熱劣化などに対して有効と考えられる。
フォームドアスファルトは、高温時のアスファルトに少量の水を噴霧混合することにより、水が急激に気化してアスファルトは発泡したものである。
発泡したアスファルトは見かけ上の粘土が低下し、混合物製造時にアスファルトと骨材との混合性が向上する。
混合物の製造後、アスファルトの泡は消えたように見えるが、実際は微細な泡は残存し、この泡が施工時にベアリング的な働きをすることにより混合物が締めやすくなる。
アスファルト中の微細な泡は施工完了後、温度の低下とともに体積が減少し、常温時では計測できないほどの体積となり、水分も残留しないため、混合物の品質に影響を及ぼすことはない。
フォームドアスファルトの効果
① 中温化技術
製造温度を下げて出荷、施工することで下記の効果がある。
・CO2の排出量削減
・作業環境改善
・フューム対策
・アスファルトの熱劣化抑制
中温化製造により、環境対策やアスファルトの熱劣化が抑制されることによりアスファルト混合物の品質向上が図られる。
② 施工性改善
通常より低い温度で施工が可能であり、冬期での施工や長距離運搬の際に効果を発揮する。
施工性の改善により。アスファルト混合物の温度低下による締固め不足が改善され、舗装の品質向上が図られる。
以上です。
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