こんにちわ。
香川県高松市の㈲生道道路建設です。
本記事では、鉄道について説明します。
鉄道について
1825年に初めて、イギリスのロンドン近郊を列車が時速45kmで走った。
その後、日本には約半世紀遅れで鉄道が導入された。
日本の鉄道は、軌間1067㎜の狭軌でスタートしたため、スピードや輸送力に限界があり、広軌に改造しようという動きがあった。
しかし、全国への鉄道建設を優先させたため、広軌化は実現には至らなかった。
その後、明治時代には鉄道網を完成させたのである。
日中戦争では、中国での戦火の拡大により東京ー下関間の輸送力強化が求められ、高速鉄道計画が立案された。
広軌の新幹線で、東京ー下関間を9時間以内で結ぶ計画であった。
1941年に用地買収や部分的な工事が開始されたが、戦争の激化により中断された。
この時の計画や技術基準が、新幹線計画の基礎となっている。
新幹線の整備
第二次世界大戦では、機動力が大きな勝敗要因になったこともあり、戦争終了後には、欧米では自動車と航空機の時代となっていった。
しかし、日本は都市間鉄道網の整備を続けた。
日本には石油がないため、水力発電で鉄道を動かす戦略をとった。
そして、1964年に東京ー新大阪間で新幹線が開業した。
当時、欧米では鉄道は落ち目の時代であったが、鉄道にて時速200km以上で高速大量輸送するコンセプトは、世界を大きく刺激した。
欧米では、鉄道輸送の効率の良さが見直され、1980年代から
・フランスのTGV
・イタリアのETR
・ドイツのICE
などが営業を開始している。
エネルギーの高騰、温暖化問題を受け、世界は鉄道の再評価を始めたのである。
新幹線の技術は、台湾や中国の高速鉄道にも生かされており、2017年にはインドで高速鉄道の起工式が行われた。
新幹線は、日本の骨格となる高速交通機関である。
移動時間を大幅に短縮し、地域開発や経済活性化等に大きな効果をもたらす。
東京ー大阪間は、国土の20%に過ぎないが、ここに日本の人口の約6割、GDPの6割が集中している。
このような高密度に集約された地域が出来上がったのも、新幹線の整備による効果であると言える。
また、新幹線は安全性の評価も高く、CO2の排出は航空機の5分の1、自家用車の8分の1と環境にも優しい特性を持つ。
以上です。
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