こんにちわ。
香川県高松市の㈲生道道路建設です。
本記事では、道路空洞探査におけるAI活用について説明します。
道路空洞探査のAI活用
道路下の空洞は、放置すると陥没事故の原因となる。
道路の陥没事故は全国で1年間に約3千件ほど発生しており、福岡市で発生した大規模な陥没事故は記憶に新しい。
このような道路下の危険な空洞を見つける技術として知られるのが地中レーダー探査である。
地中レーダー探査では、車両などに搭載した装置から地中に向けて電磁波を放射し、その反射波の乱れを基に空洞の位置を推定する。
波形の乱れが空洞かどうかは、探査で得られた画像を基に人が判定する。
波形の乱れが空洞か、あるいは下水道管などの他の埋設管かを判断するためには、それなりの経験が必要となる。
また、大量の画像から空洞を抽出するには非常に時間が必要となる。
そこで、AIによる診断の効率化が注目される。
地質調査大手の川崎地質と富士通は、レーダーで収集した画像と判定結果を基に1万通りの教師データを作成し、ディープランニングで空洞の特徴をAIに学習させた。
判定したい画像を学習済みのAIに入力すると、従来の10分の1の時間で空洞を抽出できる。
以上です。
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