【舗装用材料】路盤用の材料について

土木工学

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

路盤は路床の上に設けられ、表層および基層に均一な支持基盤を与えるとともに、上層から伝えられた交通荷重を分散して路床に伝える役割を果たす層のことです。

一般に、上層路盤と下層路盤の2層に分かれます。

本記事では、路盤用の材料について説明します。

ぜひ参考にしてください。

 

 

【舗装用材料】路盤用の材料について

路盤用材料には、様々な種類があり、それぞれの設計条件、施工条件、地域性、経済性などを考慮し、所定の支持力・耐久性が得られるものを選定する必要があります。

また、資源の有効利用、舗装発生材の活用等の観点から、再生路盤材、地域産材料などを積極的に利用することが望ましいでしょう。

 

①粒状路盤材料

粒状路盤材料は、主に路盤材として使用され、骨材粒度や性状が舗装の供用性に与える影響は大きく、慎重に選定を行う必要がある。

粒状路盤材料は、一般に施工現場付近で経済的に入手しやすい材料を使用する。また、使用目的によって規格が定められている。

 

粒状路盤材料の種類

主な適用層 粒状路盤材の種類
下層路盤 クラッシャラン、クラッシャラン鉄鋼スラグ、再生クラッシャラン、切込砂利、山砂利、砂
上層路盤 粒度調整砕石、粒度調整鉄鋼スラグ、再生粒度調整砕石、水硬性粒度調整鉄鋼スラグ

 

(1)クラッシャラン、粒度調整砕石

・クラッシャランと粒度調整砕石は、所要の粒度の規格に適合し品質規格を満足したものを使用する

 

(2)鉄鋼スラグ

・路盤に用いられる鉄鋼スラグは、道路路盤用として高炉徐冷スラグと製鋼スラグを単独もしくは組合わせて製造したものである

・種類に応じて、上層、下層路盤に用いられる

 

(3)再生路盤材料

・再生路盤材料の骨材として使用されるものには、アスファルトコンクリート再生骨材、セメントコンクリート再生骨材などがあり、所定の品質を満足するものを用いる

・再生路盤材料には、再生クラッシャラン、再生粒度調整砕石などがあり、単独もしくは組合わせて用いられる

・必要に応じて、補足材を加えて所定の品質が得られるように調整する

 

 

②安定処理路盤材料

安定処理路盤材料は

骨材(砕石、砂利、スラグ、砂、再生骨材など)

安定材(セメント系、石灰系、瀝青系)

をプラントあるいは現場で混合したものである。

 

安定処理路盤材料の種類

主な適用層 安定処理路盤材料の種類
上層路盤 セメント安定処理材料

再生セメント安定処理材料

石灰安定処理材料

再生石灰安定処理材料

瀝青安定処理材料

再生瀝青安定処理材料

セメント・瀝青安定処理材料

再生セメント・瀝青安定処理材料

下層路盤 セメント安定処理材料

再生セメント安定処理材料

石灰安定処理材料

再生石灰安定処理材料

 

 

③コンクリート舗装のアスファルト中間層

アスファルト中間層は、コンクリート舗装の路盤の最上部に設けられ、路盤の耐水性、耐久性の改善を目的として施工される。

密粒度アスファルト(13)を用いるのが一般的。

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。


 

 


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