こんにちわ。
香川県高松市の㈲生道道路建設です。
渋滞って、嫌ですよね。
人は思い通りに事が進まないと苛々するものです。
車は、普通だと時速60km~80kmで走行できるのに、渋滞だとまったくスピードも出せませんし、目的地まで予定の何倍もの時間を要すことになります。
そこで本日は、この渋滞について考えてみます。
なぜ渋滞が発生するのか?
渋滞は道路が持っている交通容量を超える交通需要が発生した時に、車を捌ききれなくなって上流に滞る状況を言います。
道路区間内が均質な交通容量であれば渋滞することはありませんが、道路の構造などによってはこの交通容量が低い区間が存在します。
そこに上流から交通容量を超える交通需要が到着すると交通渋滞が発生することになります。
このような、交通容量の低い区間のことをボトルネックと呼ぶそうです。
代表的なボトルネック
高速道路の場合: 『サグ』と呼ばれる区間
一般道路の場合: 信号交差点
高速道路でのボトルネックの多くは、下りから上りとなるサグ区間です。
メカニズムは
①ドライバーが上り坂に気づかずにアクセルを踏まず、速度が低下する
②後続車は前方車との車間が縮まるため、車間を確保しようとブレーキを踏む
③これがさらに後続車に連鎖し、やがて渋滞となる
もちろん、渋滞が発生するには、一定以上の交通需要が存在していることが条件です。
なお、このサグ区間で発生する渋滞は、高速道路全体8割を占めています。
2000年頃までは、サグ区間ではなく料金所が一般的でした。
当時は通行料金は料金所で収受員が直接受け取り、お釣りや領収書を渡していました。
この作業が交通容量を低下させ、渋滞を招いていましたが、現在ではETCが普及し料金所での渋滞はほぼなくなっています。
一般道路では、工事や事故を除けば信号交差点がボトルネックとなります。
よって、バイパスの設置や、道路の拡幅によって車線数を増やして渋滞を無くす努力がなされています。
一方で、交差点での渋滞が無くなっても信号が設置されたままでは、信号待ちによる時間損失は無くなりません。
いかがでしたでしょうか?
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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