公共工事の工事実績情報システム(コリンズ・テクリス)について

Research

 

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事では、コリンズ・テクリスについて説明します。

 

コリンズ・テクリスについて

公共機関(国や地方公共団体)から発注される建設工事に関する実績情報のデータベースとして

工事実績情報システム(コリンズ: Construction Records Information System)

が構築、活用されている。

 

公共工事の特徴として

・一つ一つが初めてとなる仕事

・自然環境保護や交通対策など工事だけでなく周辺環境への配慮が必要

・長期にわたって機能を発揮しなければならない

・規模の大きな構造物であることが多く、費用面・工期面でのやり直しが難しい

・発注者が常に現場を監視できない

などが挙げられる。

 

そのため、発注者は建設業者選定の入札を行う前に、類似工事の施工実績や配置技術者の資格・経歴を確認する。

しかし、従来はその作業が大変で、受注記録を一つずつ検索する必要がある上に、自らが発注した工事しか検索ができなかった。

 

1993年に『公共工事に関する入札・契約制度の改革について』のまとめられ、より公正で客観的な業者選定ができるように、コリンズとテクリスが開始された。

テクリスは、(Technical Consulting Records Information System)

の略称で

・調査設計業務

・地質調査業務

・測量業務

などの実績を登録することができる。

 

コリンズ・テクリスの仕組み

国、独立行政法人、都道府県、政令市、市区町村等の公共機関や、鉄道、電気、ガス等などの公益民間企業が発注した公共工事内容を、受注した企業がコリンズ・テクリスに登録する。

登録された工事内容が、発注機関および受注企業へ情報提供される。

こうすることで、登録企業や技術者の技術力、業務実績が簡単に確認できるようになっている。

 

コリンズへの主な登録項目

・契約形態

・工事件名

・施工場所

・請負金額、工期

・発注機関

・受注形態

・VE対象工事

・ISO対象工事

・請負会社(名称、建設許可番号、工事分野)

・現場代理人、主任技術者、監理技術者

・技術データ

など

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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