大粒径アスファルト舗装について

土木工学

 

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事では、大粒径アスファルト舗装について説明します。

 

大粒径アスファルト舗装について

目的

最大粒径の大きな骨材(最大粒径が25mm以上の骨材)をアスファルト混合物に用い、耐摩耗性、耐流動性などの性能向上を目的としている。

一般に、重交通道路の表層、基層、中間層、上層路盤に用いられる。

最大粒径30mmの大粒径アスファルト混合物を基層と上層路盤に用い、一度に10~30cmの厚さで敷きならすシックリフト工法を採用することで、急速施工が求められる場合に適用されることが多い。

 

材料について

① 粗骨材

粗骨材の性状、形状が耐久性に影響するため、良質な粗骨材を選定する。

 

② 瀝青材料

・針入度が60~80の舗装用石油アスファルトを瀝青材料として用いる。

・重交通道路では、改質アスファルトを使用することもある。

 

配合について

・配合設計はマーシャル安定度試験による方法が提案されている。

・表層に適用する場合は、表面のキメ粗さの均一性を確保するため、繊維質補強材が用いられることがある。

 

施工時の留意点

① 混合物の製造は、通常のアスファルト混合所で行うが、製造能力が通常の場合と比較し低下する場合があるため、適切な製造能力を有する混合所を選定する。

 

② 粒形が大きい混合物であるため、配合によっては施工時の材料分離を起こす場合や締固めにくい場合もあるため、施工方法を事前に確認しておく。

 

③ シックリフト工法による施工に際しては、初期わだち掘れを防ぐため、舗装内部の十分な温度低下交通開放前に確認する。

 

④ 表層に大粒径アスファルト舗装を適用する場合、所要性能(路面の平たん性やキメ粗さの均一性など)の確保に注意する。

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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