【コンクリート構造物】型枠の種類について

土木工学

 

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事では、型枠の種類について説明します。

 

型枠の種類について

型枠は構造物の形状、仕上がり面の要求される程度、転用可能回数等を考慮して

① 木製型枠

② 合板型枠

③ 鋼製型枠

から適当なものを決定する。

 

木製型枠

・材料は半乾燥程度のものを使用するが、炎天下では乾燥が進み狂いが生じることがあるので注意を要する

・バラ板の接合部は隙間ができないよう合決(アイジャクリ)か本実決り(ホンサネジャクリ)とすることが望ましい

・コンクリート表面の光沢は無いが、暖かみが感じられるので建築工事の打放しコンクリート等に使用される

 

合板型枠

・土木建築工事で一般的に広く使用されており、軽量で作業性・加工性に優れる

・構造物の仕上がり面を考慮して、型枠表面を加工したものが市販されており用途・経済性を検討して選定する

・材料が木材のためコンクリートに対する保温性がよく、冬期施工に適する

・規格寸法が多様で選択範囲が広い

・伸縮等の変形が小さく、剛性が大きい

・維持費が安く、廃棄も容易

 

鋼製型枠

・破損、消耗が少なく、転用性が高い

・重量があり、取り扱いにくく、コンクリート表面が錆で汚れることがある

・外部温度の影響を受けやすく保温性に欠ける

・トンネル型枠、ダム型枠、高橋脚型枠等、同一規格で数多くの転用を必要とする構造物で使用頻度が高い

・仕上がり精度がよく、平滑である

・剛性が大きく、組立、解体が容易

 

型枠材料に要求される性能

・コンクリートの重量や側圧、作業荷重に耐える強度と剛性を有すること

・コンクリート中のセメントペーストが漏出しないこと

・コンクリート面の仕上がりが綺麗であること

・加工の融通性、組外しが容易なこと

・耐久性が良く、転用性に優れること

・安価であること

・適度の吸水性を有し、冬期には保温性を有すること

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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