ポーラスコンクリート舗装について

土木工学

 

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事では、ポーラスコンクリート舗装について説明します。

 

ポーラスコンクリート舗装について

目的

特殊な混和材料の使用などにより、高い空隙率をもつポーラスコンクリート版を使用したコンクリート舗装である。

排水機能、透水機能、騒音低減機能などの機能を有することを目的としている。

 

特徴

① ポーラスコンクリート舗装は、ポーラスアスファルト舗装に比べて下記の点で優れている

・交通荷重による空隙つぶれ

・タイヤの旋回、据え切り作用による骨材飛散抵抗性

 

② ポーラスコンクリート舗装には、下記のようなタイプがある

・コンクリート版の全厚にポーラスコンクリートを使用したもの

・2層式のコンクリート版とし、上層のみにポーラスコンクリートを使用したもの

・アスファルト舗装の上に、薄層のポーラスコンクリートを使用したもの

 

構造

① 横収縮目地にダウエルバーなどの荷重伝達装置が設置できないため、横収縮目地間隔は版厚の20倍程度とする。

 

② 乾燥収縮が小さいポーラスコンクリートを使用する場合は、目地間隔を長くできる。

 

③ ポーラスコンクリート舗装は、通常のコンクリート舗装よりもコンクリート版の上下面の温度差が高いため、設計では版の温度特性を考慮したうえで、版の温度応力を算定する。

 

材料・配合

① ポーラスコンクリート版に用いる粗骨材の最大寸法は、13mmが一般的である。

 

② 空隙や強度を高めるため、補強材として補強用繊維や特殊な混和剤が使用される。

 

③ ポーラスコンクリート版の曲げ強度や、期待される性能は、コンクリート版の空隙率によって大きく異なるため、目標空隙率に応じた設計基準曲げ強度などを定めることが重要。

 

④ コンシステンシーは、目標空隙率に応じた平たん性適度な締固めが得られるように定める。

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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