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香川県高松市の㈲生道道路建設です。
日本の重要な社会的資産を形成している膨大な量のコンクリート構造物は、時間の経過とともに高齢化し、その諸性能も低下していきます。
コンクリート構造物の諸性能を必要とされるレベルに維持するために、コンクリート構造診断は非常に重要になってきています。
本記事では、コンクリート構造診断技術について説明します。
コンクリート構造診断技術の重要性
コンクリート構造物の中でも、PC構造物は高強度コンクリートの使用とプレストレスによるひび割れ発生の抑制によって、一般には構造物の耐久性が高く、維持管理コストも小さくなる。
その一方で、維持管理を間違うと構造物の耐久性を著しく低下させる恐れがある。
下記に、維持管理の重要性の概要を列記する。
・プレストレスを担保するPC鋼材は腐食に敏感で、一度損傷を受けると本来の性能の回復が困難
・PC鋼材が破断した場合、プレストレスの急激な損失が生じ、点検・診断技術が不十分な場合、構造物の耐久性が損なわれる
・PC構造物は優れた構造特性を有するが、その点検・診断業務においてはコンクリート一般の知識に加え、構造・材料・施工技術に関する総合的な知識と判断力が必要
・コンクリート構造物を適切に診断するためには、個々の材料の劣化のみを診断するのではなく、個々の劣化が構造物全体に及ぼす影響について判断する必要がある
・日本特有の地震の被害事例を積み重ねて改定されてきた、耐震設計基準を熟知する
・維持管理の基本は、構造物に発生した変状を分析し、重大な予兆や変状を見極め、手遅れにならない時期に適切な補修・補強などの対策を実施することである
以上です。
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