【アスファルト混合物の種類】グースアスファルトについて

土木工学

 

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事では、アスファルト混合物の種類における、グースアスファルトについて説明します。

 

【アスファルト混合物の種類】グースアスファルトについて

 

高温で流動性のある混合物を路面に流し込み、機械または人力で平らに敷きならし、転圧は行わずに仕上げる工法である。

ドイツでは、高速道路の表層に多く用いられ、これに類似するイギリスのマスチックアスファルトは、主に都市内道路に用いられる。

舗設したものは空隙がなく、水密性、耐久性、耐摩耗性などに優れるため、日本では鋼床版舗装や寒冷地の耐摩耗性舗装などに用いることがある。

 

配合の概略は、最大粒径13㎜、2.5㎜フルイ通過量45~62%、0.074㎜フルイ通過量20~27%、アスファルト量は7~10%で、通常の場合よりフィラー量とアスファルト量が多くなる。

アスファルトは、針入度60以下の固いものを用いる。

耐流動性を高める場合は、粗骨材量を60%まで増やす。

最適アスファルト量は、貫入量(40℃)の規定(表層1~4㎜)とリュエル流動性(200~260℃)の規定(3~20秒)を満足するように決める。

この両規定を満たすうえで、トリニダットレーキアスファルト(20~30%)の使用が効果的である。

 

通常のアスファルトプラントで混合した材料は、撹拌と加熱・保温の装置を備えたクッカで現場に運搬しながら30分以上撹拌(220~260℃)する。

クッカから排出した混合物は、グースフィニッシャーやフロート、コテなどで厚さ3~4㎝に敷きならし、直ちにプレコートチップを散布し小型ローラーやスパイキローラ―で圧入する。

グースアスファルトの仕上がり面は非常に滑りやすいため、プレコートチップの散布は不可欠となる。

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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