【国別の投資環境まとめ】バングラデシュについて

【国別の投資環境まとめ】バングラデシュについて

こんにちは。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

ASEANや南西アジアはビジネス展開を考えるうえで、その『市場規模や成長性』において魅力的です。

一方で、課題やリスクもあるということを紹介しました。

現在、もう少し落とし込んで検討していくために、国別に見ています。

今日は『バングラデシュ』です。

ぜひご覧ください。

 

【国別の投資環境まとめ】バングラデシュについて

バングラデシュは、『世界最貧国』などのイメージがあるものの、GDP成長率は毎年6%前後と堅調な成長を遂げています。

2008年ごろから中国を補完する縫製産業の生産地として日系企業から注目を集めています。

また、アジアの中でも圧倒的に競争力のある低廉かつ豊富な労働力が最大の魅力の一つです。

さらに、人口約1億6,000万人という巨大市場をターゲットとしている企業も少なくありません。

一方で5年毎の総選挙による政治情勢の変化による混乱は、投資環境改善の阻害要因となっているようです。

 

ビジネスチャンス(メリット)

まとめ

・最大のメリットは消費市場の大きさ

・人口は約1億6,000万人と世界7位

・1人当たりのGDPは約900ドルと、いまだ潜在的な市場であることは否めないがBOP(低所得者向けビジネス)や富裕層向けビジネスが狙える市場はある

・低廉で豊富な労働力の存在(約90ドル/月)

・若年層の人口も多く、中長期的にも労働力は買い手市場

・縫製関連の産業集積が厚い

 

ビジネス上の課題

①カントリーリスク

政治

・1991年に民主政権は発足して以来、5年毎の総選挙で二大政党が政権交代を繰り返してきた

・総選挙のたびに激しい対立が発生し、それが治安の悪化、歳入の減少、投資不振などをもたらし経済成長の減速を招く

社会

・雨期(6月~10月)の前後はサイクロンが発生し、洪水被害をもたらすことがある

経済

・政権が交代するたびに政策も変更されるため、5年以上の中長期的な政策が打ち出されない

・財政と貿易収支の恒常的な赤字がマクロ経済の特徴

・外貨需要と比較すると、外貨準備高は十分ではない

・通貨タカは、ドルペッグ制に近い

 

②オペレーショナルリスク

生産・販売

・電力供給が不安定

・自家発電準備によりコストが大きくなる

・土地の地権者問題などにより、土地収用が難しい

・縫製産業以外の裾野産業が脆弱であるため、原材料や部材を現地で調達することが難しい

・代金回収が難しく、6~7割回収できれば良い方と考える現地会計事務所もある

・日本と品質への感覚が違い、品質に関する基準が高くないためトラブルが発生することがある

・トラブルを想定した明確な契約書を交わしたりすることが大切

労働・雇用・人権

・縫製工場が集積している地区では労働デモが頻繁に起こる

・工場の塀やフェンス、監視カメラの設置など工場のセキュリティ対策を実施している会社もある

・賃金上昇の圧力は高い

・幹部候補など質の高い労働者の確保は難しい

税務・通関

・輸入時には、一般関税を含めて合計6種類の輸入税を支払う必要がある

・通関手続きは自動化されておらず煩雑、不備の指摘によるペナルティもある

法務・規制

・会社設立、撤退の手続は煩雑で時間も要す

・業界団体への加入が困難な場合もある。また、現地パートナーとの合弁においても、信頼できるパートナーを見つける事が難しい

・海外への送金に規制がある

 

③セキュリティリスク

・情報漏洩、模倣品対策が必要

・知的財産権への意識が低い

・重病になった際は、タイやシンガポールで治療を受けることになる

 

 

いかがでしたでしょうか?

バングラデシュは堅調な経済成長や人口の多さから巨大な市場として注目される一方で、政治情勢から来る経済活動の混乱など課題も多いです。

参入する際には、事前対策を十分に検討する必要がありそうです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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