【国別の投資環境まとめ】カンボジアについて

【国別の投資環境まとめ】カンボジアについて


こんにちは。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

ASEANや南西アジアはビジネス展開を考えるうえで、その『市場規模や成長性』において魅力的です。

一方で、課題やリスクもあるということを紹介しました。

現在、もう少し落とし込んで検討していくために、国別に見ています。

今日は『カンボジア』です。

ぜひご覧ください。

 

【国別の投資環境まとめ】カンボジアについて

1970年代以降、長期にわたる内戦に苦しんだカンボジアですが、1999年にASEAN加盟、2004年に世界貿易機関(WTO)への加盟を果たしました。

内戦により周辺国に比べ発展が遅れていたカンボジアは外資主導による産業発展を目指し、投資優遇措置などの整備を行いました。

チャイナ・プラス・ワンに加え、人件費の上昇する隣国タイの製造工程の移管先、タイ・プラス・ワン拠点としても期待がかかっています。

一方で、投資環境の整備にはまだ多くの課題が残っています。

 

ビジネスチャンス(メリット)

まとめ

・カンボジアは近年7%台という高い経済成長率を誇っている

・外国人観光客の増加、輸出の増加、農業の成長

・最大の魅力は安価な労働力

・タイやラオスと比較すると英語が通じやすい

・外資規制が少なく、製造業、サービス業においても出資規制がなく外資100%での進出が可能

・周辺国の人件費高騰、労働力不足により、生産拠点としての位置づけとなるケースが増えている

・今後の成長が見込まれ、小売りや外食産業などの進出も相次いでいる

 

ビジネス上の課題

①カントリーリスク

政治

・社会的なひずみ(貧富の格差、住民の立ち退き問題など)の解消が課題

・中国からの援助が大きく、フィリピンやベトナム、ブルネイ、マレーシアとの対立があった

・依然として中国マネーの存在感が大きい

社会

・汚職撲滅に向けて政府が取り組んでいる

・役所の窓口や地方自治体など末端における手続きまで透明性が確保されるには時間を要す

経済

・輸出は増加しているものの、資本財や建設資材の輸入のため貿易収支、経常収支ともに赤字

・ドルが流通しており、自国通貨のリエルは対ドルレートの安定を重視している

 

②オペレーショナルリスク

生産・販売

・決済システムが未熟なため、国内決済において銀行送金が使われることは少ない

・国内決済は小切手か現金が主流

・代金未回収リスク回避策としては、ノウハウ、人脈を有する地場のパートナー企業と組む

インフラ未整備

・電力を周辺国から輸入しているため、電力料金は周辺国の1.5~2倍と高い

・電力の供給も不安定な場合がある

・幹線道路のアスファルト舗装化は進んでいるものの、地方では未整備な状況が多い

雇用・労働・人権

・労働者による最低賃金引上げの要求により、賃金上昇のリスクは常に検討しておく必要がある

・ストライキを避けるために、労働者への賃金体系の説明、福利厚生の充実などの努力が必要

・数千人規模の労働者確保のためには、地方都市での採用活動が必要

・その場合、労働者への読み書きなど基礎的教育も必要

・中間管理職などの現地雇用は難しい

税務・通関

・日系企業への税務調査が増えている

・定期的に信頼できる会計事務所などのチェックを受け、税務リスクの低減を図ることが必要

・契約関係時には書面で合意しておく

法務・規制

・基本的には自由度が高いが、経営の主導権を明確にするために定款の中で明記する必要がある

・合弁による経営をする場合、パートナー企業の人脈の広さ経営体質を十分に確認する必要がある

経済法の未整備

・カンボジアの法務全般に言えることだが、法律そのものの整備は進展しているが、当局の不透明な運用、煩雑な手続き、制度と運用の乖離など、改善の余地は大きい

・撤退時には、全株主、全取締役の合意が必要なため、設立時の選任には注意が必要

・撤退には長い場合、2~3年を要す場合がある

 

③セキュリティリスク

・治安は良くなってきているものの、窃盗や傷害などの犯罪は依然として頻発している

・夜間に人通りの少ないところに行かない、貴重品や多額の現金は持ち歩かないなどの注意が必要

 

 

いかがでしたでしょうか?

近年、目に見張る経済発展を遂げているカンボジア。

課題は多いものの、カンボジア単独ではなく周辺国との連携も含めて見る事で更なる可能性を見出せるかもしれません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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